平成2年の男

アリータ:バトル・エンジェルの平成2年の男のレビュー・感想・評価

4.5
・2019/03/25に従兄弟と品川の映画館で鑑賞。2人とも「めっちゃ面白かったぁ、、」とため息。

・アリータの顔、はじめはデフォルメ強すぎて違和感しかなかったが、最後の方になると可愛くて仕方がない。魅力的なキャラを作ることは非常に難しいが、本作はそれに成功した。

・私の中でアクションのパターンはある程度、網羅されており、何を観ても既視感しか抱けなくなっていた。しかし、本作のアクションは、全てが今までに見たことのないものだった。どの動きも新しい、初めて見る動き、それでいて人間らしく、合理的でクール。アクションものに飽食気味だったにも関わらず、初めてアクション作品を観たかのような興奮を覚えた。

・球技?のようなスポーツ、ものすごくエキサイティングだ。本作は、万人ウケするスポーツのニューモデルを世界に提案した。サッカー、野球、アメフト、ボクシング、万国共通のスポーツは色々とあるが、そんなスポーツを新しく考案してほしい。あなたにはきっと無理だ。(なお、筆者はハリポタのクイデッチに全く興奮しなかった)

・アリータの身体、世界観の作り込みが尋常じゃない。クリエイターの狂気じみたこだわりを感じた。

・物語は多くのレビュアーが触れているように、テンポが良さすぎて詰め込み感を感じないでもない。しかし、そもそも物語性を楽しむ作品ではない。世界観に圧倒され、アクションシーンに興奮し、アリータという魅力的な女神を愛でる作品だ。