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アリータ:バトル・エンジェルのsymaxのレビュー・感想・評価

3.4
「銃夢」の世界をこだわって、こだわって、徹底的に実写化したロドリゲスとキャメロン〜原作愛が至るところに溢れている作品でした。

アリータの目は、一番最初に見た時は、むむっ…てな感じでしたが、公開後、時間が経ってから改めて見ると、大きな目は感情表現が豊かで、違和感ありませんでした。

漫画のガリィに寄せたのか、そもそも日本製の漫画自体が目が大きい事に寄せたのかわかりませんが、結構、ギャンブリングなデザインでしたが、結果、成功なのかもしれません。

内容が内容だけに、ほぼ全編CGなので、実写アニメの様でもありますが、「銃夢」の世界なんでこれで良いのです。

にしても、イド役のクリストフ・ヴァルツは、漫画そのまんまで、ピッタリの配役でした。

サイボーグのデザインは、何となく、スピルバーグの「A.I」のポンコツ連中のデザインに似てなくもないですが、技術の進歩って凄いですね〜違和感なくその世界観に馴染んでいたと思います。

キャメロンもロドリゲスも、原作への想いが強すぎて、観客そっちのけで、趣味で作っちゃった感があるので、これだけの力作なのにあんま売れなかったんですかね?

日本でも「銃夢」はマニアックで、ドラゴンボールやドラえもんみたいに皆んなが知ってる漫画じゃあないですから…今作で漫画の方を初めて知った人も多いのではないでしょうか?
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