あまり映画を見ない人達向けの、マイルドなアクションエンタテインメント、といった感じが強い。
特にテキスト部分は今ひとつで、矛盾が大きいわけではないのだが、納得感は低め。
要するに話としてはもう一つなのだけれど、そこに最初のマイルドさが加わることで、もう二つ、三つになってしまう。
エログロナンセンスのないアクションエンタテインメントをじっくり見せられても、うーん、まあいいんじゃないかな、という評価で落ち着いてしまう。
元がジュブナイル小説ということも考えると、これぐらいの作りにするのがベターなのは間違いない。
しかしもうちょっと、様々な客層の鑑賞に堪えられるお話にしてほしかった。