みなりんすきー

メイズ・ランナー:最期の迷宮のみなりんすきーのレビュー・感想・評価

4.0
『手紙を書くのは初めてだ──初めてだが、これが最後になるだろう』


■ あらすじ ■
WCKDとの抗争は続く。テレサの裏切りによりミンホを組織へ連れて行かれたトーマス達は、ミンホを救出する為に約半年かけて年密に作戦を練り、実行へ移す。実験体となる青年らを乗せた列車1両ごと戦闘機で運び出す大胆な方法に出たが、その列車にミンホの姿は無かった。ジャンソンが図り、ミンホのみ連れ出していたのだ。
ミンホを救い出すのに、今回助けた大勢の仲間たちを危険に曝すわけにはいかない。トーマスは1人で敵地に乗り込もうとするが、ニュートとフライパンは当たり前のように彼の前に立ちはだかり、「一緒に行く」と言うのだった。少年ら3人は、大切な仲間を救い出す為に走り出すが…


■ 感想 ■
『メイズ・ランナー : 最期の迷宮』
(『Maze Runner : The Death Cure』)


上映終了間近、ギリギリ駆け込み鑑賞ッ!!あぶねーあぶねー。いやしかしほんとに、上映中に1、2を観れてハマって良かった。2鑑賞後、数日で3を観に行けたのはデカい。1番いい流れ。

面白かったです、純粋に。実は原作のタイトルが『The Death Cure』と、既に『メイズ』は外れておりますので、1と比べて「もはや全然メイズでも何でも無いじゃんっ!」という感想はナンセンスです。なんなら2の時点でメイズほぼ関係ないので…
じゃあどういう姿勢で観ればいいのかって、もうそんなのね、1、2と観てきて少しでも3が気になると思った方なら、もうその気持ちだかで十分です。気になるでしょ?彼らの行く末が、世界の行く末が!!それだけでオッケー、問題ない。相変わらず彼等は走りまくってますし、展開も目まぐるしい。2作目まで付いてきたんなら、問題なく3も観れるはず。というか観てください。本当に。

1が【迷路】、2が【脱出】だとしたら、今作は【救出】ですね。冒頭からミンホ救出作戦開始で、そのままミンホに限らず出来るだけ沢山の人々を救い出そうと奮闘する。そりゃ、見捨てられないよ。ずっと一緒に頑張ってきたんだから…!!
ただ、今回で得たものも大きければ、失ったものもまた大きいのは確か。詳しくは書けませんが、もうラストは泣かされた。分かってても涙がおさえられなかった…誰にも死んでほしくないと思うほど、やっぱり辛いよね。
ただこの映画の良いところは、基本的に「目には目を歯には歯を」精神が割と徹底されているところかな。やっぱり悪い事してきた奴はロクな終わりを迎えないし、必死に善人として頑張ってきた人間は、どこかで報われる。悲しいことがあっても、必ず、どんなに小さなものでも、報いがある。だから嫌な気持ちにはならず観ていられるんだよね。

余談かもしれませんが、今回映画の製作において、トーマス役のディラン・オブライエンが撮影中に怪我をしてしまってそれが結構重傷だったらしく、約1年ほど撮影が中断されたそうです。結構激しいアクション多かったもんな…(;▽;)かわいそうに。
で、調べたところ2作目製作終了から3作目開始まで、約2年程空いてるんですよ。それでね、たった2年なんですけど、トーマスを始め私の激推しニュート君とかがね、ちょっと大人びてるんですよ。いや多分ものすごいちょっとなんだけど、(なんなら彼らの年齢今の自分よりちょっと上だし)でもそれが、なんていうか…すごい良かった。(小並感)ああ、彼等も出会ってから長い月日が経ったんだよね…みたいな感情移入までしてしまってさ。ハリーポッターほどじゃないんだけどさ。笑

アクション要素は2より更にグレードアップしてる気もするし、やっぱりもう誰も死んでほしくないから常にハラハラしてしまうしで、120分強あったけど全く飽きず、見入ってしまいました。もうトーマス軍団皆大好き。もう上映は終わってしまうけど、気になってて間に合う方は是非観に行ってほしいですね。

ところでフライパン君のフライパンは本名なの?