ひろ

メイズ・ランナー:最期の迷宮のひろのレビュー・感想・評価

3.3
ジェームズ・ダシュナーの小説「The Death Cure」を原作とし、ウェス・ポール監督が映画化したメイズ・ランナー三部作の完結編となる2018年のアメリカ映画

最初は迷宮脱出のSFとしてなかなか面白い設定だと思ってたら、途中からバイオハザードものに方向転換するし、シリーズをどうやって完結させるんだと心配は募るばかり。最近はやたらと三部作の映画が多いが、長くやればいいってものではない。なんせ間が空くから前作の内容もおぼろげだし、登場人物とかもうっすらとしか覚えていない。それでも完結編だけ見てないと気持ち悪いので見るしかない

完結編というのはとても大事。それは当たり前なのだが、100%期待通りの展開だとそれは駄作。逆に100%期待を裏切っていても駄作だ。大事なのはバランス。期待を裏切りつつ期待に応えられる作品こそ傑作となる。その点でこの作品は裏切りの方がまさっていた。行って欲しくない方にばかり舵を切るストーリー。ひねくれた原作者の作風が伺える内容だが、好みではない

このシリーズで有名になった俳優は多いと思うけど、このシリーズが終わったので今後が心配。最初の作品の時はかなり期待していたんだけど、なんだか惜しかったなあ。設定は悪くないんだよなあ。こんな感じになるんじゃないかなとは思っていたけど、三部作って最後まで見ないといけないものだから仕方ない。この作品に興味がある人は一気に見た方がいいかな。消化不良になるかもしれないのでご注意を
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