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メリー・ポピンズ リターンズのめるのレビュー・感想・評価

3.7
ディズニー史上、最高のハッピーを───

まさにそのとおりのハッピーマジカルナイトを体験させてくれました。
『メリー・ポピンズ(1964)』と隅々までシンクロを見せたストーリーとミュージカルの数々で興奮がとまらなかった!
ああ…それと衣装が素晴らしくステキだった!

子どもたちが夢の体験の間に現実の闇を見てしまうけど、3人の子どもたちが一度は夢を持ったお父さんを救うためにはメリー・ポピンズが後ろからつついてくれる必要があったのだと思う。
点灯夫じゃないけど、小さな灯をつけて、まるでみんなの"道しるべ"になってくれているみたいだった。
よく考えると、前作とちゃんと同じになっているんだよね。

メリル・ストリープの元気ハツハツに驚かされていたら、さらに上をいく者がいて腰が抜けた。
私の感覚的にはディック・バン・ダイクが100歳を超えていても可笑しくないくらいだけど、本当に何であんなにエネルギッシュなの?(笑)

まさかの悪役なコリン・ファースも風船のチョイスがキュートだから、水に流して許してあげたくなっちゃう(笑)
前作と同じく全員ハッピーになるべきじゃない…?

そして、エミリー・ブラント=メリー・ポピンズを思わせる圧倒的な存在感!!
前よりも自己主張が強いかんじ?「さあっ!私の魔法をご覧なさーーい!!」と言わんばかりのファンタジックな世界観に何度も飲み込まれた。

楽曲はしんみりしたものは少なめで気分を高揚させるものが多かった。良くも悪くもシャーマン兄弟の偉大さが改めて感じられたかな。

でも、今作も総合的にはパーフェクトな映画であることは間違いありません。

「メリー・ポピンズ──すべてにおいてほとんど完璧」
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