エミリー・ブラント版メリーポピンズ、｢基本表情崩さず、上から目線な物言い。でもすごく頼りになる｣キャラクター造形に既視感あると思ったんですが…シャーロック＋ドクターストレンジぽい？ くるくるパーマのダークな髪色も、どことなくシャーロック君ぽくない？ クラシカルでツンとした雰囲気が美しい。
ボーダーラインやクワイエットプレイスなど、しんどそうな役を演じてたエミリー・ブラントが、ディズニーのキラキラした世界で楽しそうに演じてるのを見るのはホッとする。ヴェノムやアイ・フィール・プリティ！のミシェル・ウィリアムズのように…
オリジナル版を見ていないので、キャラクターの設定や伏線など完璧に理解できてなかったけど、それでも普通に楽しかったです。ベン・ウィショーやコリン・ファース、メリル・ストリープを起用した割にはもったいない使い方かな？思ったけれど。特にメリル・ストリープ…
とは言いつつもウィショー君の惑いつつも父親であろうとするマイケルは応援したくなるし、優しい歌声も聴ける。恰幅よいコリン・ファースは久しぶりの悪役！ 憎たらしい！ でもラストは…
子供たちは双子かわいいな、末っ子はちょっと…と思ってたら、この末っ子ちゃん演技うまい！
ビジュアル効果はファンタジックでうっとりする反面、メッセージや伏線は想定内だなという物足りなさもややあり。でもファンタジックなミュージカル映画は、観る人のコンディションやシチュエーションを選ばないからよいですね。監督が｢シカゴ｣の方と聞いて納得。そして不況怖い…。
