Kamiyo

メリー・ポピンズ リターンズのKamiyoのレビュー・感想・評価

3.8
2019年”メリー・ポピンズ リターン
平原綾香の吹替版を観る。
明るくて、かわいくて、楽しいミュージカルだった〜

冒頭に1964年オリジナル作品の25年後の世界の大恐慌下のロンドン。
バンクス家の当時は子供だったマイケルは、大人になって家庭を持つが、妻が亡くなり、銀行からの借り入れがあり、四苦八苦の様子。
一世代まるごと飛んで、物語的にはリメイクでははなく新作となった
ここで問題になるのが煙突掃除のバートは必然的にいなくなり、
ガス灯の点灯員のジャックが代りを務めることになった。
ハシゴが彼の必需品。
前作を思い出させるアニメとの合成シーンももちろんあるし、さらにお風呂の中の海や馬車を使ってのアクションシーンなどなどまるでランドのアトラクションのようなシーンが次から次へと続いていく。まさにディズニーワールドムービー。歌と踊りの見せ場もあるけれどミュージカル映画というよりファンタジー系アトラクション映画といった印象が強い。
エミリー・ブラントは素晴らしかったです。歌も踊りも圧巻でした。特に陶器の中のシーンは誰もが好きなはず。顔はジュリー・アンドリュースとは全く似ていないのですが、上品な表情がメリー・ポピンズなんですよね。
コリン・ファースといい、メリル・ストリープといい、楽しそうにやってるのは良い感じですよね。特にメリル・ストリープのいとこのトプシーのシーンは出演者みんなメッチャ楽しそう!
何よりディック・ヴァン・ダイク御歳93歳!あれだけ動ける93歳って貴重ですよね。
最後に出てくる風船売りのおばちゃん、どっかで見たなー、と思ったら、『ジェシカおばさんの事件簿』のアンジェラ・ランズベリーじゃないの!
メリーポピンズは夢と魔法じゃ語れない、現実の世界に最も近いディズニー映画。誰もが知っていたけれど、いつか誰もが忘れてしまうものを思い出させてくれる彼女の姿はいつの時代も素晴らしいものでした!!
どうしても続編なので前作と比べられる事は仕方ないかなっと思います何はともあれ観ている間は面白かった「リターンズ」。

吹替は、あまり違和感なかった
てっきりメリーポピンズは、劇団の舞台女優さんと思ったら、平原綾香でビックリ。
エンディングの歌は、気付いたけど、他の歌は気付かなかった。
しかも、声優もしてたとは。
谷原章介は、すぐ分かった。良い声でした。
メリルストリ-ブのドロシーの島田歌穂も印象に残った
全体が昔風のオーソドックスなミュージカルの雰囲気だったのはとても良かった。ただ、今回の楽曲に聴いて印象的で耳に残って口ずさめるような曲がなかったのが残念だった
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