笑って泣ける最高のロードムービー。
「リトル・ミス・サンシャイン」や「なんちゃって家族」が好きなら絶対に観てほしい良作。
息子を亡くした新米介護士と体が不自由な曲者青年が、「世界一深い穴」を目指してちょっとした旅をするというのがあらすじ。
ポール・ラッドがとにかく良い。アントマンことスコット・ラングがそのまま飛び出してきたかのような好演。
よくフィクションで描かれる画一的で一方通行な介護ではなく、介護を通して介護士も患者もお互いが救われるという展開がとても素敵。ハートフルかつ、最後までユーモアを忘れない。気が利いたラストにはうるっとしながらも口元が綻ぶ。