猿山リム

RPGな妻の猿山リムのレビュー・感想・評価

RPGな妻(2008年製作の映画)
2.5
 しりあがり寿のマンガに「ロールプレイングとーさん」というのがあったが、こちらは妻がロールプレイング。

 どうなんだろう、これ。
 ノンケ(ヲタクの気が無いという意味で使用しています)の方たちには、意味が通じる映画なのかもしれないが、ゲーマー視点で見ると意味がよくわからないストーリー。

 テレビゲームのRPGにハマった奥さんに頭を悩ますおっさんが浮気に走り、突然ゲーマー妻が失踪して、ゲームのように残された手掛かりをもとに妻を探す物語。

 そもそも、ゲームに夢中で家事も夜の営みも放棄するなら悩みもしようが、ちゃんとこなしてゲームするなら問題ないし。
 RPGのように妻を探すというテーマな割に、あまりRPGっぽくないのも致命的。
 コンピュータゲーム的にはアドベンチャーゲーム感覚かしら。
 まぁアドベンチャーゲームも元をたどればテーブル式のRPGに辿り着きはするけれど、それを意識したわけでもあるまい。
 パッケージのあらすじに「RPGゲーム」とか書いているようじゃ・・・。
 
 夫婦の性生活に特化したレーベルなので、お色気シーンはある。
 綺麗どころの綺麗なシーンがあるだけでも素敵な映画。
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