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ベロニカとの記憶のnaoのレビュー・感想・評価

ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)
3.3
なかなか…

アマプラ見放題終了で鑑賞、
あぁ イギリスの正統派な物語っぽい?かな、どうかな…?と思ってたら
主役のおじーちゃん(ジム・ブロードベント)が登場したら
空気がキリッとしまった。
知らないなーと思った俳優さんだけど、ブリジット・ジョーンズの日記やハリポタにも出ていたのね、

イギリスのおじーちゃん、おばーちゃんカッコいいなぁ〜
街とか家とかいいなぁ。。。

‘なかなか‘
と書いたのは、まず
あらすじや はじまりの雰囲気からは 全くよめない展開で、
それがなかなかすごかった!
静のなかに 激しさがあって。
(ってか突きつけられるまで、自分が出した手紙、忘れてたのか?)

途中どうなることやら と かなりドギマギしちゃったけど、それはやっぱり 冒頭で主人公も語ってたように、
‘激しさを求めてた若い頃‘とは違くなったし、
娘を育てて 家族を守ってきた人物、である
とゆーことで収まったか。。

ベロニカがキレイだったなー
おばあちゃんになっても、(って若いときとは別の人だけど)
姿勢もいいし、スラッとして。
んで、改めて思う、
おかあさん、セーラ?
ってどーよー?
おとこのひとはこういうのが好きなんかいなー
少女らしいあどけなさ?じゃ済まない気がするけど。

あとは
伏線の回収もなかなか!

ただ、トニーという人物がもうひとつわからない。
偏屈で 女ごころや他人への気遣いがイケてない、
あとは自分勝手だし、(他者に対して)心が狭くって。
一見 そんな感じだけでは なさそうなんだけど、
そんな彼が 悔い改めるのは
‘美女と野獣‘ の王子
みたいに ベルと接するうちに 少しずつ、って訳じゃなくって

そのきっかけが‘自分が出した手紙‘
というところが、
ちょっと 腑に落ちない。
そしたらもう少し
色んな葛藤を抱えていてもよさそーなのにな(あったとしても表現がわかりづらかった)
と思った。

だけど、
役者や、食べ物や景色などを映した画、展開の意外性
などは すごくいいと思う、
ちょっと惜しいな〜って作品です
nao

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