ベロニカとの記憶の作品情報・感想・評価

「ベロニカとの記憶」に投稿された感想・評価

mimo7391

mimo7391の感想・評価

3.9
若い頃の失恋や友の死。少しずつみえてくる過去に今の自分の姿もみえてくる不思議な映画です。少しだけ気持ちが前向きになれるラストでした。
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

3.7
登場人物は少ないものの、ストーリーから振り落とされないように注意をしないといけない作品。
注意深く観ていればそんな心配は不要なのですが、登場人物の関係性が明らかになるにつれて予想もしなかったような展開が起きるので、途中で人名などを聞き間違ったのではないかと不安になる場面があるのです。

物語自体は過去の記憶を辿る主人公の回想場面と現在の出来事が交互に進行するのですが、その語り口はいかにも英国的な丁寧さで、決して急がず、少しずつ過去の真相に迫っていきます。
現在のベロニカをシャーロット・ランプリングが演じていますが、その登場は予想外に遅く、その代わりに少ないセリフでこれまでの年月の重みを感じさせる極めて重要な役回りで、大変印象に残りました。
観終わって原作があるのではと思って調べましたが、ジュリアン・バーンズのブッカー賞2011年受賞の小説「終わりの感覚」とのこと。

授業風景やパーティなど学生時代を回想する主人公の甘美な思い出のイメージは特筆に値するものがあり、学生時代の「あるある」なイメージは世代や文化の違いを超えて共通するものがあるようです。
妖艶で謎に満ち魅力的なベロニカのイメージはこの甘美な思い出の中に神格化といってよいものとなっており、元妻には過去の思い出に過ぎないと断言するものの、主人公のベロニカに対するこだわり方はストーカーといってもよい程に尋常ならざるものがあります。
なぜそこまで現在の元恋人にこだわるのかは次第に明らかになってくるのですが、そのことは主人公の過去に対するイメージの意図的にか無意識的にか、都合のよい忘却と改変が行われていたことが明らかになっていく過程でもありました。
このプロセスこそがこの作品の核心であり、人生の切なさと残酷な一面を知ることになるのですが、これはネタバレの先にあり、後は映画をご覧いただきたいと思います。

仕掛けの重層さといい、謎解きの妙といい、大変魅力的な作品でしたが、この作品の魅力はおそらく原作に由来するところが相当大きいのではないかと感じました。
とはいえ、丁寧な映像の積み重ね、学生時代と現代のコントラストなにより主演の2人の演技がこの作品に相応しい雰囲気づくりに貢献していると思いました。

観終わってから原作を読みましたが、映画は原作にはない後日談ともいえるエピソードが追加されており、一条の光とも思えるエンディングに監督の優しさ?垣間見ることができます。
切身

切身の感想・評価

3.5
めぐりあわせのお弁当のほうが好きだったかな。
というのも、とにかく、主人公のじい様がすごく苦手。

人間は勝手に都合よく過去を変える生き物だとは思うけど、ここまでか笑?
それを物語という、的なテロップあったが、なんかそれでまとめられても、傷ついた人どないすんねん笑。
yoshimin

yoshiminの感想・評価

3.3
淡い初恋を回想する話かと思ったら、結構酷い自分を思い出した話。
人の記憶って本当都合よく憶えてる?すり替えてるなぁ。。
最後はよかった!
lapita

lapitaの感想・評価

3.3
終わりかたは良かったですけど、見続けるのを途中でやめようかと思うほどすごいいやなヤツって思う場面がありました。
自分の回りの人のことを事ごとく考えられない男なんだなと、残念な思いで見ていました。

もう見ませんね。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.0
記憶と秘密と残酷
「人は都合よく記憶を書き換える・・・」
この歳になると主人公の気持ちがとてもよく分かり、気持ちを共有してしまい切なさや悲しみがひしと伝わる。
最近似たような役回りが多い気がするが、シヤーロット・ランプリングの存在感は流石に大女優の貫禄。
いわゆる単館公開の作品はとても身に染みる。
初恋を懐かしむ老人の回顧録かと思ったら、えげつない過去と対峙する人生のお会計、みたいなストーリーだった。
なんであんなことしちゃったんだろう、みたいな過去の記憶ってあるけど、理由がなかったり、理由を忘れてるのではなく、そんな自分を受け入れられないのかもしれない。
ラストをみてから、しみじみと「歳をとったら落ち着いた毎日や、帰る場所のありがたみを感じるものだろう」みたいなオープニングが響いて来る。
過去は変わらないのだ、良くも悪くも。
Soh

Sohの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

老人にも若かりし頃があったという事実。歳を取っても青春時代の記憶は深く刻まれている。しかし記憶は往々にして歪められ、真実に辿り着くのは難しくなる。自殺したお友達は彼女の母親とデキてたってことか。離婚夫婦の依然とした交流や、シングルマザー娘の出産、ラズビアン妊婦の知り合いなどが象徴しているものは何だろうか。
期待してなかった分、意外と結構良かった

え、そっち!!!?というのが2度ほどあった
主人公が変わっていくのが良かったし、元嫁や娘との関係性が変わっていくのがよかった
やっぱあの手紙はこたえる

映像も美しかった
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