手紙は憶えているの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「手紙は憶えている」に投稿された感想・評価

なごみ

なごみの感想・評価

3.5
その当時を経験した人にしかわからない憎しみとか悲しみなんだろうな
大変素晴らしい作品だと思います。

ゼヴですが、重度の認知症を患っている彼の姿がとても生々しかったです。
「ルース?ルース、どこにいるんだ?」
目覚める度に亡くなった妻のすがたを探し、マックスから受け取った手紙を読み返して、彼女がこの世を既に去っていたことを知り悲しみに打ちひしがれる。

この件を劇中では何度も繰り返します。
何せ一度眠ってしまえば妻のことも、自分が復讐の旅路に就いていることも忘れてしまうのです。
それが移動中の電車であっても、ホテルで入浴中でも。当然手紙をまた読むまでは、今いる場所すら分からないのですがまず最初にすることは妻を探すことだったんですよね。
ゼヴにとってそれだけ近くにいるのが当たり前で、かけがえのない存在だったというのがよく分かり、とても切なかったです。

そしてその旅路も、観ていて色々と危うかったです。
そもそもいくら歩けるとは言え、認知症の老人に任せるには相当な賭けですからね。
鞄に道中で購入した銃を忍ばせて内心ヒヤヒヤしながら国境を越えたり、カフェではベタなハプニングのせいで店員が手紙にコーヒーを溢しちゃったり。
挙げ句の果てには、ナチ信者の保安官に襲われて失禁してしまいます。ここのやり取りは見応えありました。

こういった奇跡的な運の良さと悪さが交差しながら、一歩一歩確実に家族の敵へと近づいてくゼヴ。
彼を演じたクリストファー・プラマーは本当に素晴らしく役を全うしていましたね。あとピアノを自ら弾く場面がありますが、巧かったです。

何よりも見事だったのが、前半は忘れてしまうことの哀しさが良く伝わってきたんだけど、物語が佳境に向かっていくに連れて、それがやがて思い出すことの恐ろしさへと変換していく様ですね。
終盤のとあるシーンで、劇中最も張り詰めた空気の中、ゼヴが呟く''I remember.''がそれを巧みに表していて、かなり重くのし掛かりました。
その時の彼の表情も完璧。

俺にとっては忘れられない映画の一つです。
今年観た中でベスト3にあげたい作品。とても衝撃的で感慨深かった。

私には身近に認知症患者がいるので、特に親近感を感じてしまう。
認知症である老人が上手にピアノを弾くシーン、なんともグッときた。ああ、そこは覚えてるんだ、、、と。

ゆったりしているが、サスペンス要素もあり、深く重く哀しく、名作である。
オススメ!!
AR2

AR2の感想・評価

3.5
オチを予想できるかどうかはどうでもよくって、この物語はホロコーストがどういうものだったのかを考えることがすべて。
復讐と認知症をうまく絡めて、ホロコーストを違う角度から描いた映画。
なかなか面白かった!
えな

えなの感想・評価

4.3
あららら…。さらっと観てたのにおもしろかった。ギリギリコメディじゃないけどってくらい笑ってしまうようなシーンちらほらあったのにテーマは重いかも。2回目もおもしろい。考えさせられる。

途中あの有名なヒトラー役のおんじ出てきたやんwwめっちゃうけたw
クリストファープラマー80代後半にして素晴らしい主演!長生きして活躍してほしい。
12日間見た後だと「一人目!!一人目の!!!ああああ!!!」ってなる。
まゆち

まゆちの感想・評価

3.7
前に見たことがあったけど、題名思い出せずやっと思い出して、しかもAmazon prime videoで観れたから久し振りに視聴!オチがなんとも切ない
kuroAru

kuroAruの感想・評価

3.4
メメントをわかりやすくした感じ。
ナチス、ホロコーストの重みの分、
考えさせられる
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