なっつん

なっつんの感想・レビュー

2016/12/29
手紙は憶えている(2015年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます。

このような作品は、真相を知ってから伏線を振り返るのが醍醐味。

その一つがシャワー室。
湯船に浸かりシャワーを見上げると、復讐の旅に出たことを忘れる。
殺人を犯した後に向かったのはシャワー室。
ガス室での虐殺と関連がありそうだが、はたしてどこまで意図しているのだろうか。

もしかしたら、シャワーが引き金となり、ナチであった記憶が戻りそうになっていたのではないのか。

あるいは、ラストだけではなく殺人を犯した時にもナチであった記憶が戻っていたのではないか。(殺人後とはいえ、ナチへの復讐者がヒトラー支持者のベッドで眠るのは少し違和感を覚える。)

しかしこれらは憶測でしかない。
一つ一つの場面が見逃せない、非常に緊張感のある作品。