妻を亡くした90歳の老人ゼヴ（クリストファー・プラマー）の元へ、友人マックスからの手紙が来る。彼らは実はアウシュビッツの生き残りで、家族を殺されていた。その犯人を探しだすため、ゼヴは復讐の旅に出る。認知症を患い、手紙を見て記憶を取り戻しながら少しずつ犯人に近づいていくゼヴの旅の結末は果たして？
認知症のおじいさんの復讐劇という斬新なサスペンスです。物忘れが激しいので、手紙や電話で記憶を取り戻しながら復讐を遂げようとする姿はクリストファー・ノーランの名作「メメント」を思い出しました。実際中々の高齢になっている名優クリストファー・プラマーの演技も素晴らしく、見ていて非常にハラハラさせられます。自分の生活もままならないおじいさんが一人で復讐なんてできるのか～？！
ラストは途中で若干読めてしまいましたが、設定・脚本・演出・演技ヨシの良くできた作品です。95分とまとまっていて、サスペンス好きにオススメの一作。「ブレイキング・バッド」のハンクが非常にピッタリな役で出ているのもグッドです。
厳密に言うと認知症の症状に矛盾があるようですが、そこはお話なので…。
