手紙は憶えているの作品情報・感想・評価 - 7ページ目

「手紙は憶えている」に投稿された感想・評価

クリストファー・プラマー演じるお爺ちゃんがリアル過ぎる。認知症の上おぼつかない足取り、ヨボヨボで復讐なんて出来るのかとヒヤヒヤしながら観ていたら予想がつかない展開に驚いた。
satoshi

satoshiの感想・評価

4.5
 ずっと観たかった本作。劇場公開時は時間の関係で観逃がしていたので、Netflixに登録されたことを機に鑑賞しました。ナチスに家族を殺された老人の悲しい復讐を描きます。

 本作で復讐を実行するのは2人。車椅子で動けないながらも、頭はハッキリしているマックス。そして、体は動くものの、認知症を患っているセヴ。体の関係で、復讐はセヴが行います。復讐モノといえば、怒りに燃えた主人公が悪党どもをなぎ倒していく展開が売りだと思っていますが、本作の主人公は認知症持ちの90歳の老人という、歴代で最も頼りない主人公です。本作では、この認知症の使い方がとても上手いと思います。何てことない道中でも、この設定のおかげで、「上手くいくのか?」とハラハラしつつ観れます。

 また、緊張感を出すためにも使われている認知症ですが、それがラストの展開に非常に効果的に使われています。道中、セヴは4人の容疑者に出会います。1人、また1人と出会うことでエピソードが生まれ、「歴史の側面」が浮かび上がっていきます。ナチスに属していた人間は、今でも生きていて、普通の暮らしを得ています。そこに罪悪感を覚える人間もいれば、開き直っている人間もいます。そして、中には、ナチス党員の子孫がその思想に染まっているケースもあります。しかしその一方、マックスたちのような逃亡者は、今でもその記憶に苦しめられています。この道中は、復讐への旅であると同時に、過去の歴史が及ぼした傷跡を辿る旅でもあるのです。

 こうして、歴史の負の側面を辿っていく本作ですが、途中から、観客は徐々に違和感を抱き始めるのです。この点が非常に周到です。観ていると、「何故?」と思う箇所がいくつか出てきます。そしてこれらのピースがキチッとハマったとき、本作は「個人の復讐の話」から、「過去の歴史に端を発する悲劇」に変わっていくのです。この転換もそうですが、これまでの伏線を違和感なく張っていく脚本も素晴らしいです。

 このように、本作は、「90歳の認知症を患った老人の復讐劇」として観ても面白いです。ただ、それ以上に、観終わった後に、過去の歴史の傷跡についてやるせない気持ちになる作品でした。
予想は早めについちゃって、衝撃はないけど、最後のゼヴのセリフは良い。
こういう話は他にもたくさんあるだろうけど、戦争についてまた新しい知識が身についた。
ただ、マックスがラストに全てを言葉で説明してしまったのがもったいない。
復讐劇。予告でもそうだけどラスト5分の衝撃はあった。
意味を理解してから場面を思い浮かべると受け取り方が変わるのでなかなか。

気楽に見る映画ではありませんが、重い話。
これは隠れた名作!

最愛の妻リースが死んだ。
しかしゼヴはその事すら忘れてしまうくらい認知症が酷くなっていた。ある日同じ老人ホームで暮らす友人から手紙を受け取る。その友人は戦時中アウシュビッツでナチに家族を殺された過去を持っていた。その手紙の内容はアウシュビッツで自分たちの家族を殺した人物の名前が記されており、その人物を探すための内容であった。
。。。

前半は認知症を抱えた老人が、手紙の内容を元に復讐を果たすため、色々な所に出向き、その人物を探す内容が描かれるのだが、後半のラストシーンでまさかの展開が待っていました。途中まで「あれ?この人もしかして!」という人物がいたんだけど、予想の斜め上の結末でした。

名優クリストファープラマーの演技が素晴らしすぎて、もうなんだか、切なさと悲しさもあり、そして家族のために復讐を果たす悲しさもありで辛さもあり落ち着いた感じでしたが、やはり最後の衝撃的結末はこの映画の全てを持って行きましたね。
ラストシーンが終わった後に表示される「REMEMBER」はかなりグッとくるものがありました。

1人の老人の壮絶な復讐劇が迎える結末。。。。是非オススメです!
ホロコースト系サスペンス。

やってもうたー……(-_-;)
あらすじ読んだ時点で、オチを見事的中させてしまったー……(ドヤ顔😏)
なので、個人的にはサスペンスとして少し物足りなかったです(つд;*)

最初は訳も分からず、友人の指示に従っているだけの主人公ですが、徐々に状況が明らかになっていく過程は面白い。

また、アウシュヴィッツは本や映像で、ある程度の知識があったので、ふとしたシーンで関連付けているのが分かるカットが印象的。

クリストファー・プラマーの演技も光ってましたねー。歩き方や手の震え、手紙を読んで記憶が戻ったときの表情などが絶妙!

しかし最後のオチ以外は起伏が乏しい作品だったので、約90分とはいえ、少し冗長に感じてしまいました…(;´д`)

そして、この作品に出てくる男の子と女の子はホントええ子で可愛すぎです!特に手紙読んでくれた女の子は天使か!?( ゚Д゚)
むしろそっちが気になってしまったのは反省( ノД`)…
ikumatsu

ikumatsuの感想・評価

3.2
哀愁漂う切ない物語だと勘違いして観始めてしまったら、あれ?あれれ?完全に復讐モノ。

記憶もおぼろげなご高齢のお爺さんが、悪を信じてどうにか復讐しようとする姿に、切ないやら悲しいやら…

雲ゆきが怪しいなと思っていたら、最後はまさかの展開でした。
Chiroline

Chirolineの感想・評価

3.9
普通の復讐ものだと思って観ていたので、最後でまさかの展開でした。。
戦争での復讐もの?って終戦を迎えたからって当事者たちの中で戦争が終わったわけではないと毎回感じる。。
かなしい。。
ぶぶた

ぶぶたの感想・評価

4.1
最後の大どんでん返しにびっくりした。と同時に悲しくなった。

認知症の人は多くの事を忘れていくけど昔聴いていた音楽は覚えてるって聞いたことがある。それを考えるとクライマックス直前でゼヴがピアノで弾いてる曲にもすごく納得がいく。

90分ちょいしかないけど内容が濃くて質も良いため、その分引きずるものがある映画だった。
ねぎお

ねぎおの感想・評価

4.0
すごい話だ・・・。

認知症を患った老人が同じ施設にいる車いすの老人の指示である人物を探し出そうと旅をする。当該の人物に突き当たるまでに、少しずつ真実が明らかになる・・・。

主人公の記憶自体が怪しいシリーズは「MEMENTO」「記憶の夜」「殺人者の記憶法」「ジェイソンボーン」などなどありますが、この作品はアウシュビッツを扱ったものですからそもそも相当ナイーブです。

最終的には、久しぶりに悶々といろいろな思いが体中を覆っている感じです。