晩酌

親愛なるきみへの晩酌のレビュー・感想・評価

親愛なるきみへ(2010年製作の映画)
3.5
備忘録。
出だしから悲しい結末を予感させる戦場で撃たれるシーンから始まる。時はさかのぼり休暇中の軍人が美女と出会い中学生の様な爽やかなお付き合いをして遠距離恋愛となる。コレまた中学生の様な文章の恋文が続き幸せ絶好調。一転9.11を境に流れが悪くなりお別れしてしまいました。ヤケになった軍人は、戦場に残ります。そこでやっと撃たれるシーン再登場。失意のまま死んでしまうのかと泣く準備ができていましたが、生きていたんかいと一人ツッコミ。その後は、普通に終わってしまった。
父親の人生を懸けたコイン収集を売っぱらって恋敵を黙って助ける所はイイハナシでした。

他のユーザーの感想・評価

アマンダ最高ですね。
映画を見てて思うのは、いろんな恋愛事情があるのだなと毎回感じます。
maru

maruの感想・評価

3.7
君に読む物語には、遠く及ばないけれど、まあまあそこそこ楽しめた。
少し内容が薄いような…

このレビューはネタバレを含みます

主人公が、父親が亡くなる前に改めて手紙を書いて読んで聞かせるところや、死に直面したときに父親との記念であるエラーコインを思い出したり、最愛の人との繋ぎ文句でもある「また直ぐ会おうね」を言わずに、最後は「さよなら」で括ったところに悲しさや寂しさを覚えた。
女性側も主人公が近くにいないことで葛藤に苛まれており、遠距離恋愛の難しさを知った。
デートの別れ際「See you soon!」と言い合うのが微笑ましかった。

ジョンは辛いことが多いけど、サヴァンナも悩んだんだろうな。二人の純粋な恋愛が周囲の環境に邪魔されていくのが辛かった。
b

bの感想・評価

-
間が悪いし、ジョンはいくらなんでも立場がない

腐ったトマトの「ラッセ・ハルストレムの奇妙なほどにやる気のない演出に苛まれている」という言いえて妙な評価はいったん無視するけどそもそもニコラス・スパークスがバチバチのカトリックの影響受けてるからかやはり自分には合わない
嫌いではない、むしろ好きになりたけどなれないカテゴリー=多くの恋愛映画となるけど監督はラッセハルストレムで僕のワンダフルライフという犬を何回も死なせて感動を呼び起こす悪名高い映画で知られる人物

全体的にちょっとディアエヴァンハンセン的な居心地の悪さが終始続くのですが
あの余命僅かの男もジョンが自分の境遇に沿って息子のことを不憫に思うようなことを言ったことをいいことに自分がサヴァンナと一緒になってもあいつは文句いえないだろうということをわかってて彼女と一緒になったなら結構腹黒いよあの人
サヴァンナは優しくていい人なんだけど依存体質とそれははかとないファムファタール要素がある人ですぐになびくしで結果的にたぶらかされてるように思われて愛想尽かされるふられ美人として描かれてる
アマンダサイフリッドはこういう感じの役が過去にもあったが情けなかったのを覚えてる
なんか八方美人過ぎてこっちが口火を切らない限りずっとヘラヘラしてるのが苦手だったか
ジョンがサヴァンナと再会したときも自分から言うのが筋なのに追及されて逆ギレする始末。
サヴァンナに限らず、これはほかの誰かも言ってたことだけどジョン以外の登場人物が立ち回りがうまくてやらしい。この映画のイラつきポイントだ。したたかすぎる

結局ジョンだけが何も得てないじゃないかとも言えるのに何キレイに街中でたまたま出会ってハグして終わってる

9:11のような人災や災害、事変が原因で直接的には関係ないのに関係が破城するのは珍しくないし、今だとコロナがある、ない、で口論の末..陰謀論で話が合わなくなってというその辺の不幸にも似たもので少しは共感はできるだろう
コインの隠喩はわかりやすいというか出来損ないの自分を粗悪品であるエラーコインに投影して「俺もこのコインのように不良品だ」という発言は彼の幼さやカッとなって人に暴力をふるってしまう資質に関わる部分で、不良品の銀貨が使われないように社会の一部となることはできない孤独を表してる。
ラストにてサヴァンナとのハグ(ああなんて適当なラスト)がジョンの価値を唯一わかる人がこの世にできたんだ、ということを意味していれば彼はそのことを理解してついに自己肯定感を得た証拠としてその不良品のコインを捨てるまではいかずとも亡き親の写真の横にそっと置くとかすれば、な

せっかくのコインのコレクションを善行のために手放すのも七つの大罪の強欲からきてそうで釈然とはしない
あくまで戦争に派遣されるのは遠距離恋愛のための状況を作るためでジョンは戦争に長い間いた身にしてはPTSDとか抱えてる様子もないし戦争と恋愛をここまでフラットにしたのは逆に特殊で気味の悪さすら覚える
結局ただ間が悪かったカップルの話にしか見えず

余談としてはニコラススパークにとっては9.11もそうだけど同じくらいのころに妹を亡くしてるから彼にとってはおそらく辛い時期だったといえそう
I'll see you soonが最後あんなに切ないフレーズになるなんて😭
全体を通して、若くて不器用なカップルの恋愛模様がずっと描かれていた気がする。特にサヴァナは他者への依存が強くて、「恋」って感じがすごく強く見えた。

一方で、9.11の描写があったけど、あんな未曾有のテロが起きたら、その後、誰だってどういう行動を取るのが正解か分からないし、軍の人だとなおさらそうだよな...
そんな先行き不明の中、一番女性が輝く年齢のうち何年会えないのか分からないし、終息するのかも分からない状態では待つのは過酷という彼女の気持ちも分かる。たしかにどこかで踏ん切りつけないとだよね🥲

ただただジョンに幸あれという映画だったかなあ。サヴァナも他人のための人生を生きるんじゃなくて、自分のための人生を生きてほしい。
Spica

Spicaの感想・評価

3.7
ニコラス・スパークス原作の小説をラッセ・ハルストレム監督が映像化。

チャニング・テイタム演じる軍人ジョンと、アマンダ・セイフライド演じる学生のサヴァナは夏の休暇中に出会って恋に落ちる。仕事のために離れ離れになる二人は手紙を通じて愛を育んでいたが、遠距離が長引いていたある日、サバナから別の男と婚約したと手紙が届いて…というお話。
ここまでは普通のすれ違いラブストーリーかと思っていたけれど、その後が良かったです。二人の再会からの展開も良かったけれど、ジョンと父親との近からず遠からずの微妙な距離感を保ったままの静かな愛情が特に胸に響きました。そしてその父の愛情が大きな救いに繋がっていって。

(鑑賞しながら、あれ…これ2度目だったかも…と。すっかり内容を忘れていたので良かったです。今度は忘れません…)
Yuria

Yuriaの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「すぐに会おうね」が最初は可愛らしいなと感じましたが、徐々に切なくなっていって見ていて辛かったです。
結婚した相手がまさかのニックというところにはすごく驚きました。
別に結婚までしなくてもよくない?と思いましたが、喪失感で正常な判断ができなかったのでしょうか。
今まで見てきたニコラス・スパークスの作品と比べると印象に残る曲がなかったなと感じました。
ただ雨の中のキスシーンはとても美しかったです。
ちなみ

ちなみの感想・評価

4.0
君に読む物語と同様終盤にかけてずっと胸がギュウっと痛くなる感じがすごいです。

今回もボロボロ泣いた、、
感情の伝え方が伝わりすぎて辛い、、

ニコラス・スパークス原作の作品はやっぱり好き
純愛、深い愛素敵
雨の中のシーンも好き

ただ中盤まではそんなにハマってなかったのに終盤にかけて急につかまれました笑
nana

nanaの感想・評価

3.2
ジョンが切ない。。
ラストを見る感じでは切ないだけではないのかもしれないけど、サヴァンナよりもジョンに感情移入する展開だった。
ジョンの優しさと寛大さが際立つ。その中でも人間味溢れるところもある。彼には魅力しかない。ステキな人だった〜。
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