Scarborough

親愛なるきみへのScarboroughのレビュー・感想・評価

親愛なるきみへ(2010年製作の映画)
3.4
陸軍特殊部隊に所属するジョンが2週間の休暇中に出会ったサヴァナと恋に落ちる物語。一年後、きっと戻ってきて除隊すると約束したのに…世の中思い通りにはならないもの。

最初のシーンの言葉を聞いていると、よくある「戦地で愛する女性を思う」系のお話を想像してしまうけれど、観終えてみると、恋愛映画というより、「父親と子」がテーマの映画という印象の方が強い。ジョンの言葉が本当に向けられた相手が分かった時はじーんとした。(その点、邦題は良い意味で、想像の余地を残してくれていてよかった。)
登場する2組の親子。親にとっての子供も、子供にとっての親も、唯一無二の存在なんだとしみじみする。

だけど、なんだか最後はちょっと無理矢理感も否めない。
ニコラス・スパークス原作なら、やっぱり私は『君に読む物語』と『ロンゲスト・ライド』の方が好みだなぁ。
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