Ryan

インク壺の外へのRyanのレビュー・感想・評価

インク壺の外へ(1919年製作の映画)
4.0
100年前の作品
ロトスコープという特殊技法を使い唯一ウォルトディズニー社と戦った会社フライシャースタジオ。フライシャースタジオを作ったのはフライシャー兄弟であり有名な作品で言えばポパイや、ベティブープやスーパーマンである。
映画好きの教授や人間なんかから言わせると下手すればウォルトディズニーより有名になったと言われるぐらい有名な会社。その会社が1年という歳月をかけて作った100年前の作品。
なにがすごいかっていうとロトスコープという人間の動きに合わせたものをアニメーションにして、そのアニメーションと人間とがまるで生きているように、普通にやりとりをしているように見せるテクニックのすごさ。現代においても全然違和感のない素晴らしい作品。そして、この時代アメリカは禁酒法のあった時代であるが、このフライシャースタジオはあえて作品にお酒をいれてみたりディズニーに対抗してかミッキーを勝手に登場させている。ウォルトディズニーが表ならフライシャースタジオは裏といっても過言ではない。事実そうである。
そして、面白い話はポパイやベティブープは著作権が切れており誰でも使えるのに対してミッキーマウスなどはアメリカで、ミッキーマウス法という著作権を上をいく法律も存在するらしいです。
これをみて今日僕は心底震えました。この技法が100年前とかいってますが、いまでもUSJなどでやってるアトラクションにもあるぐらい有名な技法を使っており見た人全てをすごいと思わせるでしょう。いまならYouTubeにもこの作品は上がってるとおもいます。
なにがすごいかって、その技法がすごいだけではなく単純に面白いんです。僕はこのスコアでも高いとはおもっておりませんw
filmarksにこの作品を見て1番最初にレビューを書かせてもらえるというとても光栄なことをさせていただきますwww
みないと損です
長い時間ではないのでどうぞご覧ください
Ryan

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