このレビューはネタバレを含みます
私的神曲、レディオヘッドのCreepが聴きたくて。
2003年のサマソニでのCreepが1番好き。
恋の苦しみをこれでもかと歌いあげるトム・ヨークが大好き。
真に迫っていて、とにかく胸を打たれる。
で、この映画のCreepが流れる場面。
トニー・レオンが好きな女を客に売り渡すシーン(売春まがいの仕事をしている)
生きていくために悪になるトニー・レオン。
でも表情がとても切なくて。
その後その女が(多分無理やり)処女を奪われた事を知り、その客の男を殺し、トニー・レオンも自殺してしまう。
生きていく上で大切な事って何なのかな。
男と女って何なのかな。
私みたいにいつも誰かに守られて生きている者には
分かった気でいるだけで
何にも分かってないんだろな。
とてもディープな映画なんだけど、トニー・レオンとトム・ヨークの切なさが妙に合っていて
なんだか頭から離れない。