ひろぽん

キセキ あの日のソビトのひろぽんのレビュー・感想・評価

キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)
4.0
4人組音楽グループGReeeeNの結成秘話と名曲『キセキ』の誕生までを描いた青春物語。


中学生の時に初めて手に取り買ったCDがGReeeeNの『キセキ』
この作品でも登場する『声』『道』『キセキ』が収録されているアルバム『これまでのA面、B面ですと!?』をエンドレスリピートしながら青春時代を過ごしていた思い出深いGReeeeNの物語!

コレはGReeeeNの物語でもあるけど、GReeeeNのリーダーHIDEの兄JINの物語でもあるというのが良い。松坂桃李の名前がエンドロールで最初に出てくるからむしろそっちの方がメインなのかも。


メジャーデビューしてても『キセキ』が作られた後しばらくはクローゼットの中で収録してたり、狭い部屋で5人で寝泊まりして曲作りしてたという話が本当に凄い。

とあるテレビ番組でHIDEがインタビューで「歯医者とGReeeeNは2足のわらじではなく、2つで1つだからどちらかが欠けてもいけない。2つ以上の事をやってる人が多いから特別なことじゃない。」的な事を言ってて腑に落ちてしまった事がある👏

松坂桃李や菅田将暉、横浜流星、杉野遥亮、成田凌など今勢いのある実力派の俳優陣が主演で出ているのも奇跡。

何よりも威厳のある父親役の小林薫が本当に嫌な亭主関白の父親にしか見えなくてムカつくなーという反面そこまで思わせるほど演技が上手で面食らった。


JINの“だったら俺は心の医者になってみせます。必要とされてみせます。”

父親の“GReeeeNって知ってるか?お前らもGReeeeNみたいな曲を作れるようになれ。”

この2人の言葉が印象的。

GReeeeNの曲はシンプルで真っ直ぐな想いを綴った曲が多いから、人々の心に突き刺さり売れ続けているのかもしれない。劇中でも曲を聴いても音を楽しんでるからコッチまで楽しくなる♪

ちなみに10周年記念ソング『夢』のジャケット写真でGReeeeN4人の赤ちゃんの時の顔が公開されてる👶

グリーンボーイズの曲は原曲よりポップにアレンジされてて好きだな〜。

『キセキ』が流れるシーンからは本当に感動的。
物語に深みがそこまでないからGReeeeNが好きな人からしたら最高かもしれないが、そうでない人からしたらハマれない作品かも!
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