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キセキ あの日のソビトのやしのレビュー・感想・評価

キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)
2.3
「愛唄」「キセキ」などで有名な顔出しNGバンド【GReeeeN】の結成までを描いた本作。


と、以上が鑑賞前の知識だったわけだけど、結構イイじゃん(^^)

イイじゃんの主は菅田将暉なんだけどね。
「銀魂」でコメディエンヌぶりを知って好きになったけどこのイケメンくんは歌も上手いのかっ♪


ストーリーとしては、兄(松坂桃李)がパンクバンドでメジャーデビューするなか、弟(菅田)は医者で厳格な父親の影響もあって歯医者を目指すが、やっと受かった大学の音楽好きな友人とバンドを組むことに。
その才能の行方は…ってなやつ。



自分の音楽を世の中に知ってもらいたくて音楽をやっているのに、
やっと事務所に認められてメジャーデビュー(事務所所属) → 商品(CDなど)発売!
…って訳にはスンナリいかなくて、担当プロデューサーや事務所方針の違いから、自分の音楽が作れない、自分の素直でストレートな気持ちを歌えない、
みたいなこともあるんだな〜と。
(というか、そういうことばかりか)


兄が言う、
「お前は才能があるからやめるな」
絞り出した言葉に込めた想いにはズシンときた。


「才能がある = 成功」

ではないし、逆もまたしかりだなーとそういう綺麗事じゃないところはよく描かれていた。


ただ、観客が期待するような、「キセキ」という名曲が生まれる場面もストーリー上、何かにひっかかることなく突然だったし、
兄弟に焦点を当てたのはいいけど、その家族を除いて、他のキャラクターの扱いが弱く、なにより大事にすべきGReeeeNのメンバーとの"キズナ"は描ききれていない。

音楽業界における世論と自分の感性が合致しなかった兄がプロデュースして売れるのかって疑問もある。


まー、初めてのライブやレコーディング(家のクローゼット内ww)シーンは冒頭に挙げた曲しか知らない自分でもアゲアゲになったし、
まーいっか♪



なにげに好きな早織(小出早織)さんを見られた(#^^#)
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