もう、冒頭から軽快なテンポでグングンとストーリーが進んで、
間にに笑いの要素も含んで行きつつ、
序盤はかなり楽しく、先が気になりながら見入って行ったんですが、
後半は前半の加速を生かせず、失速してしまった感が残ってしまいました。
なんか、ゴールまですんなりと行き過ぎた感があったし、
主人公たちに対する好敵手に当たる存在も無かったので、
挫折や障害、切磋琢磨するといった要素が無く、
その成功に凄みを感じなかったというのもあったのかなと。
それでも、総合的には軽い気分で、楽しく見られる、
健全な娯楽作品に仕上がってたと思いました。
土屋太鳳も、個人的には苦手な女優さんだったけど、
こういったコメディで、豊かな表情や、テンポの良い芝居が見られて、
また新しい一面を発見出来たのは良かったです。
脇を固めるキャストも、期待の若手俳優たちが、それぞれに持ち味を発揮していたと思うし、
なかなか良いキャスティングだったんじゃないかなと。
鳥人間コンテストというと、琵琶湖の夏の風物詩で、
自分も、小さい頃に父親と夢中になって見ていた記憶があります。
この大会が、地元で行われているというのを知った時は嬉しかったし、
実際に湖面に聳え立つプラットフォームを見た時はとても感動したなぁ。
今年の大会の模様も、つき先程TV放送されたばかりで、
とてもタイムリーな時期に観れたので、
個人的に懐かしく思い出したこともあり、
余計に楽しんで鑑賞出来たんじゃないかと思います。
