レオナ

哭声 コクソンのレオナのレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
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これは最高だった。全く前情報なしで、人に連れられて観に行ったからジャンルもなにかわからず、えっホラー?スプラッター?サスペンス?はっ宗教戦争?!となった。
めちゃ怖い、めちゃ笑える、家族愛感動の主に3つの感情で2時間揺さぶられて、感情のジェットコースター。
学んだのは、テーマをひとつに決める必要なんてないこと。正直、あまりにも目まぐるしいストーリー展開だったから、プロットとして理解し切れていない部分があるにも関わらず、「傑作、めちゃくちゃ面白い」と思えるこの映画の力強さ。なんなんだろう。
怖い系、笑える系、感動系の映画ってそれぞれあるけど、全部をぶち込んでもイケるんだな。すごい。
とにかく面白かった。観てよかったです。

考察として、信頼できない語り手だったのではという説。カメラに映し出されているものが全て真実とは限らない。それぞれが毒キノコで見た幻覚かも。全員が秘めている本能や偏見を増長した結果の視点かも。
あとはキリスト教考察、これが有力かな。

國村隼最高。貪り食うシーンから悪魔まで、もはや演技ってよりアクションに近かったけど半端なかった。ほとんど台詞ないし。
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