なんだ!なんだ!なんだ!
てっきり「殺人の追憶」のようなサスペンスタッチ作品やとばかり思い込んでましたが、蓋を開ければあらビックリ。
フロムダスクティルドーンかよ!
…とか思いつつも、シネリーブル神戸の小さなスクリーンに2時間半以上も釘付け。
韓国の田舎を舞台に、儒教とキリスト教が混在する中、各人が信仰心を試される。
やはり韓国映画は強い。
ハリウッドに本気でケンカ売りにいってますよね。
國村隼、褌一丁でもオファーを受けたというのは、脚本の出来に加え、そういったチャレンジャー的側面に感化されたところもあるんでしょうか。
役者の嗅覚ですね。
彼のキャラクターも、素晴らしい作り込みでした。
考察の余地がかなりあり、観た方一人一人に捉え方を聞いて行きたいほど。
しかし、観客に考察を委ねるだけではなく、作品としてもちゃんと完結させようという気概はしっかりと感じられる。
聖書引っ張り出して読むかなぁ…
何はともあれ、素晴らしい才能とパッションが爆発した、韓国映画の新たなスタンダードのひとつとも言えるこの作品、必見です。