さぴお

哭声 コクソンのさぴおのレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
3.3
はっ!ざまぁみろってんだ!!

終わって出てきた言葉がこれでした。
物語は、コクソンという南朝鮮の田舎町に日本人が登場。(ちなみに國村隼です笑)
次第に村に凄惨な事件が起き、ついには娘の様子までがおかしくなり…という、吸血鬼というかゾンビのような伝奇作品。

韓国映画らしく妙にふざけたというか、コミカルなやり取りがあり、相変わらず好きになれません。
ただ、事件が進むにつれて村に狂気が蔓延していきます。
あんなに可愛いらしい娘が突然「何が大事なことなんだよ?」とドスの聞いた言葉で話し始めたときは戦慄しました。

この娘役の子、天才子役なのかな?
演技が凄まじかったです。

祈祷師の祈祷シーケンスで、もがき苦しむ娘の演技が迫真でよかったですね!

最終的には「誰を信じるか」「人はなぜ疑念をもってしまうのか」的な話に収束していきます。


個人的には祈祷シーケンスで、主人公が取った自己満行動に嫌気が差しきっていたので「ざまぁみさらせ!」という気持ちにしかなれませんでした。
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