映画の冒頭は聖書からの引用。
イエスは言った。なぜ心に疑いを持つのか
私の手や足を見よ、まさに私だ
触れてみよ このとおり肉も骨もある。
よくわからんが、この聖書の言葉をお前らに教えてやるといわんばかりに、劇中では普通では考えられないことをあたかも当たり前かのように起こす事で、劇中の登場人物が 疑い・嘲笑→確信・恐怖
へと変化するのはもちろんのこと、見ているこちら側も現実を超越した話をいつのまにか受け入れさせます。
つまりそう言うことらしい。てめえの信じてるものは結局こんなもんなんだろってジャブ打たれてる。
この映画のキャッチコピー
「疑え。惑わされるな。」
最後の駆け引きからのラスト。最高です。
以下解説引用
合理性と現実性を持つ存在をあえて疑わしく描き、非合理性と非現実性を持つ存在をあえて真実味があるように描くことで、我々は完全な混乱状態に陥るわけです。
端的に言うとこれ。
國村隼の演技は度肝を抜かれますよ。
あと女の子の迫力も良い。