かっつ

哭声 コクソンのかっつのレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
5.0
視聴直後の感想「ジャンルこれ何?つか、國村さんやばくね?」

3日後の感想「待って、これが流行る韓国ってやばくね?キリスト教とか日本批判とか知らんけど、とりあえずモヤる」

3年後の感想「キャッチコピーの“疑え、惑わされるな”とは私たちの中の“善”に訴えているのである。フェイクの溢れるポスト・トゥルース時代では、たとえそれが虚偽であっても自分に好都合の情報ならそれを受け入れてしまう。目の前に肉と骨があるかどうかが大切ではなく、自分が精神的優位に立てることが大切だと、脊髄反射的に反応してしまうのだ。
もちろん、決してそれではいけない。この映画は我々に“善における形而上学的思考”の大切さを問うているのである。それはむろん、誰が悪で、誰が善という思考ではない。実存主義的価値観、すなわち私たち個人が、家族・地域などを含めた周囲の存在を大事にし、どう生きるか考えることへと発展させることまでを含めているのである。その上でこの映画はさらに、個人の価値観に重きをおくポストモダニズムから超越して、プレモダンにおける未知なるものへの信仰心までを議論の対象とするような、縦横に無限に広がっていく世界を描き切っている。このように議論を時間をかけて深めていけることこそが、この映画を傑作たらしめている所以である。
そして、何より最も恐ろしいのは、視聴した個々人の議論において、時に自分の意見を受け入れない相手を口汚く罵るような行動が、ただの虚構である映画から現実に移されているという事実である。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ。」





それっぽく語ってみたwwwww
そんな傑作ではないとおもふ
半分?ネタ的に5点
ちょっと測定不能です
でも、このごった煮感は必見
かっつ

かっつ