ギズモバイル

哭声 コクソンのギズモバイルのネタバレレビュー・内容・結末

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

≪ざっくり評価≫
解釈次第で分かれるプロットの評価。手抜き?それとも神作?
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総合評価 (/7) ☆ 3.9
シナリオ 5
総合演出 3
独創性 4
完成度 4
心理効果 3
相性(*2) 4
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【ネタバレ】
バイオハザードみたいな病気が発生した村。主人公であるポリスが対策に当たるうちに、当人の娘にもその症状が。オカルト関連の病だと判断し、郊外に住むいかにも怪しい日本人を最有力容疑者として主人公が独断で調査。同時進行で娘の御払いの為に呼んだ祈祷師も日本人原因説を唱えて祈祷で退治を試みるが失敗。主人公が有志を募って日本人退治に向かい、結果的に殺す。娘の症状が良くなるが、新たに女性怨霊原因説が浮上し、娘は再度悪化。主人公は女性怨霊と会い、女性怨霊or祈祷師&日本人のどれを信用するかの選択に迫られ、祈祷師を選んでBAD END。

≪突っ込んだ感想≫
まあ、個人的にはどの選択肢でもバッドエンドな気はするのだけど。
監督の真意はわからないが、解釈に自由度があるならば、個人的に一番面白い解釈は「原因はキノコ。凄腕霊能力者がたまたま3人村に集まって、各々勘違いした善意で無駄にバトってただけ」というもの。この監督の他の作品観ると、なんとなくそういうのを作りそうな気がしてきた。だとすれば「薮の中」みたいで凄く好みのプロットとなる。以前この作品観たときは考える価値も無い駄作と感じてしまったものだが。先入観って怖い。