哭声 コクソン(2016年製作の映画)

곡성/哭声/The Wailing/哭聲

上映日:2017年03月11日

製作国:
  • 韓国
  • / 上映時間:156分
    監督
    ナ・ホンジン
    キャスト
    クァク・ドウォン
    ファン・ジョンミン
    國村隼
    チョン・ウヒ
    キム・ファン・ヒー
    チャン・ソヨン
    チョ・ハンチョル
    あらすじ
    平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男につい ての謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った 眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。ジョングは娘を救うためによそ者を追い詰めていくが、そのことで村は混乱の渦となっていき、誰も想像できない結末へと走り出す――

    「哭声 コクソン」に投稿された感想・レビュー

    ngsm
    ngsmの感想・レビュー
    2017/03/11
    3.7

    このレビューはネタバレを含みます

    祈祷師が着替えるところで、ふんどし姿を見せたところ、なんか違和感残ってたんだけど、めちゃめちゃヒントだったのね…
    そこで國村隼と共通点が…
    イヤな気分で終わった…

    チェイサーは都市の撮影がかっこよかったんだけど、今作はそこまでハッとする画を見抜けなかった

    前半のコメディっぽい部分なしで、ずっと緊張感あるままで見てみたい
    TOSHI
    TOSHIの感想・レビュー
    57分
    -
    「お嬢さん」のレヴューで今年一番の怪作と書いたが、同じ韓国映画で更なる怪作が上映されているとは思わなかった。サイコサスペンスかと思って観ていたら、ホラーともオカルトとも取れる得体の知れない作品に転じて行った。
    陰湿な雨が降りしきる山村で、身内を惨殺する事件が連続して起こる。事件を起こした者には謎の発疹が出て、眼球が混濁している。静かな美しい山村の暗闇に、引きずり込まれそうな感覚を覚える。
    事件の元凶の悪霊だと疑われる、謎の日本人役・國村隼が凄い。最初は國村隼が悪霊なんてどうかと思ったが、目力や寡黙な演技により圧倒的な恐怖感を感じさせ、彼を知らない韓国人には(韓国映画初出演)、まさに悪霊に見えるだろう。これに対して主人公の警官・ジョング(クァク・ドウォン)は、噂や思いこみ等不確かな物に翻弄され、どんどん深みにはまっていく頼りない人物として描かれている。
    更に事件を目撃した謎の女・ムミョン(チョン・ウヒ)と、呪いを打破することを期待された祈祷師・イルグァン(ファン・ジョンミン)が、悪霊に取り憑かれたジョングの娘を巡って交錯し、それぞれの正体は何なのか不明のまま、異様な緊張感に支配された展開が続く。祈祷師がジョングの娘の悪魔払いをする中盤のクライマックス、日本人の儀式が娘を苦しめ、祈祷師がそれに対抗しているように見せる意図的なミスリードがある。更に夜中、ジョングの前にムミョンが立ちはだかっている時に、イルグァンが電話で、本当の悪霊はムミョンだと告げる件に至っては、何が正義で悪か全く分からなくなる。
    ナ・ホンジン監督はキリスト教徒との事だが、ジョングが相談に行った神父から自分にできる事はないと言われる等、邪悪な物に対してキリスト教が何の役にも立たない存在として描かれているのが大胆で、作中の善悪を混沌とさせている。
    本作の狙いは、現代人の根底にある(善悪の)思想や価値観に揺さぶりをかける事だと言えるだろう。合理主義の最たる職業の警察官が、悪霊や祈祷師など不確かな存在に翻弄されていく事に象徴されるように、自分が何を見ているのか、何を信じて良いのかが分からなく作品だ。
    ラストで露わになる日本人の正体を受け入れてしまったなら、この映画にしてやられた事になるだろう。
    宗教観が殆ど無く、目に見えない物、実体の無い物を信じる力が乏しい、私のような日本人の感性を激しく揺さぶってくる凄まじい作品だった。「チェイサー」、「哀しき獣」、そして本作と、誰にも真似できない作品を撮り続けるホンジン監督が、今後どんな次元に到達するのか、楽しみであると同時に恐ろしくもある。
    烏賊飯
    烏賊飯の感想・レビュー
    1時間
    3.4
    うーん、面白いんだけど個人的にしっくりこなかったという感じ。まさかそこで終わらないだろうな、という感覚を繰り返してくれる。

    間の抜けた警官が担当する町で奇妙な殺人事件が繰り返される。そこで出くわす1人だけいる日本人。怪しさから疑いを向けられる中でもさらに怪しい行動をとり、そして事件は警官の身元にも近寄ってくる。

    色々みんな好きな要素を足したなー、という感じ。サスペンスだけかと思いきや結構笑えるポイントも多い。気味悪さも相まって序盤の波の揺らし方はなかなか。ただ中盤からオカルトやらゾンビっぽいのやら色々足されてるあたりから追いつけなくなってきた。

    疑ってしまった罪を響かせたりするのはいいんだけど足しまくっているおかげでやや尻切れな感じもしなくはない。結局あの女や視界を遮られたことは何だったんだろうなあとも。でも身近にあんな気味悪い外国人いたら疑うよなあ。
    tetsu3
    tetsu3の感想・レビュー
    2時間
    4.5
    やべーもん観た。。。
    観る側に主導権渡さない感はんぱない。
    後半ずっと口に手を当て続けてた。

    感想はちょっと心が落ち着いてからにしよう。

    (休憩)

    何を信じたらいいのだろう。
    真実はどこだったんだろう。
    誰が絶対悪だったのだろう。

    かなりの部分を観客に委ねている。 が。
    絶対に主導権を持って観ることを許さない。
    それは、この映画のジャンル判断も同様。
    凡庸な主人公と周囲の人物との間抜けな会話。
    気の抜けた後にやってくる凄惨なシーン。
    誰が誰に対し、何のために、しているのかわからなくなる祈祷。
    人間的でない國村隼と人間臭い國村隼。
    こういうことだったのだな、と思った自分を、自分が否定したくなる展開。

    とにかく濃密な156分。
    娘役の熱演は、エクソシストを彷彿とさせる。
    あらゆる登場人物の哭声が耳に残る。

    もう一度観たら、もう少し解釈できるのかもしれない。
    でも、その勇気は今の僕にはちょっとない。
    うらぺるを
    うらぺるをの感想・レビュー
    2時間
    4.1

    このレビューはネタバレを含みます

    すごい面白かったんだけど、辻褄あってなくない?と観た直後は思った。
    でもTwitterで誰かの解説読んだら、ちゃんと筋道通ってる感じで震えた。
    でもそう考えると、悪魔より人間であるはずの祈祷師が1番怖い…。

    國村隼!
    すごかった。正直、ここまですごい俳優さんと思ってなかった。
    間違いなく國村さんの代表作!
    shige
    shigeの感想・レビュー
    2時間
    4.1
    なんかカオス過ぎて、、、とりあえず凄くクレイジーなものを見てしまった。笑

    なんなんだろこれ。
    ジャンルなに?笑
    ワケわかんないけど凄いってこういうことを言うのかもしれない。笑

    何を信じて良いのか。

    人間は自然に他人をこういうやつだって決めつけてる部分あるよね。

    真実を知ろうとせず噂話とかから勝手に決めつける。

    そんな作品です。笑

    とりあえず祈祷セッションは最高でした 笑

    國村隼さん よくこの役引き受けたなって感じ。


    あとシネマート新宿初めて行ったけど結構大きいんだね
    Saki
    Sakiの感想・レビュー
    3時間
    4.5
    怖かった!怖かったけど、終わりそうで終わらない緊張感、もう誰を信じていいかわからないドキドキ、堪能しました。國村さんはもう本当にこわい。
    祈祷師がさだかやの安藤政信っぽい、イケイケっぽいおにーちゃんで、祈祷のシーンがノリノリでよかった。祈祷対決、好き。
    序盤から中盤は笑いも交えて、最後はたたみかけるように緊張の連続で、終わった後はどっと疲れたけど、面白かったー
    nwbot
    nwbotの感想・レビュー
    3時間
    4.8
    終わってみると「何と説明すればいいんだ、これは…」という気持ちなのだが、見ている最中は圧倒的に面白かった。甘いも辛いも酸っぱいも、とにかく全方向に濃い、食べ慣れない海外の食べ物を、「何だか知らんがうまいぞこれは」とむさぼるような体験だった。
    miiya
    miiyaの感想・レビュー
    4時間
    4.0
    うわあ、、これは、、
    観た後ドン底の気分になる。笑

    前半のコメディ要素満載で平凡だが、じわじわ見えないものが見えてくるかんじ。
    主人公がこれからそちらの世界に引きずり込まれていくことを匂わす感じはヒメアノ〜ルを思い出した。
    一方、 後半はダークな宗教色が強くなってきて完全なるカルト世界に向かう冷たい熱帯魚感を感じた。

    両者どちらも 若干の間延び感があったのに対して 、このコクソンは全然飽きる事なく観れる。

    終わりそうで終わらないところからのカタルシスが凄いですね。知らんが。笑

    終わり方がまあまあショッキングだと思ったんですが、監督は希望が見える終わり方にしたそうな、、

    自分とは全然違う世界の話なのに 題材は現代人に訴えてくるとゆう恐怖。
    人は何を信じ 選んでいけばいいのか、、。
    HayatoIshikawa
    HayatoIshikawaの感想・レビュー
    5時間
    5.0
    おどろおどろしくて暗い雰囲気が最高
    笑えるところもあったりして緊張と緩和がいいバランス

    ちょい期待と違う展開やスティーヴン・キング物のような「あれ、マジで超常現象だったんすか」的な結末だったものの、それが気にならないのは、そこと映画のテーマが絶妙な補完関係にあるからかなと

    霊的などんでんや事件の解決が狙いではなくて「ほら、疑ってまた間違ったでしょ?」っていうのが根本な投げかけで、それが成功してるのが凄いなと思いましたね
    「なんでそう信じたのに疑うんだ?」っていうのも付いになるテーマな気がします

    小さいコミュニティで原因もまったく不明の異常事態が起こると、そこの中にある異物(理解ができないもの)を悪者にして排除して安心したいという話は何処にでもあるもので、その過程での過ちから悪い方に転がる感じとか良かったですね
    それでは止まらない二転三転も

    久しぶりに救いのない映画見たなー(笑)
    「俺は好きです」としか言いようがない
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