哭声 コクソンの作品情報・感想・評価

哭声 コクソン2016年製作の映画)

곡성/哭声/The Wailing/哭聲

上映日:2017年03月11日

製作国:

上映時間:156分

3.9

あらすじ

平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男につい ての謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った 眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付…

平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男につい ての謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った 眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。ジョングは娘を救うためによそ者を追い詰めていくが、そのことで村は混乱の渦となっていき、誰も想像できない結末へと走り出す――

「哭声 コクソン」に投稿された感想・評価

Takuya

Takuyaの感想・評価

4.1
疑え。惑わされるな。

とあったので注意深く観てたけど…

これは見応えありますわ。

観終わった後、各々どのように捉えるか考え方も様々だし、こうやって余韻が残る映画はやっぱりいい!

なんの疑いも持たずに、ボーッと観るのが損になる。

長いけれど、最後まで気を抜かず観て欲しい映画。
ちろる

ちろるの感想・評価

4.1
國村隼さんが出演という以外、全くの前情報なしで新感染を観た勢いで韓国映画のこちらを鑑賞してみましたので、こんなにオカルト感と宗教と呪術とか民族感とかが混沌と入り混じりここまでエクソシスト色強いとは、、、。
私、ちょうど昨晩からたまたま首に汗疹みたいなのが出てて、この作品の被害者たちの湿疹シーンとか鑑賞中はかなり痒くなり、私もなんかやばいのに感染したのか??とかあらぬ疑念までとりつかれながら私も主人公の警察官のおっさんと共にこの小さな村で出来た迷宮に迷い込んでいました。

この映画、始終画面全体が鬱蒼としてなんだかずっと湿ってる。
いい意味でとてもリアルなオカルト感、映像のエグさが目白押しで、邦画で言うと「悪人」とか「怒り」と同じ色合いだなーとふと感じてたけど、そういえばあの2つもやはり韓国人の李相日監督の作品だから同じ世界観なのかも、と勝手に考えてしまいましたら、

はっきりとした答えはないからモヤモヤは残るので、その表現方法は「沈黙」「怒り」そして上映中の「三度目の殺人」のにも通じるものがあり、最後まで鑑賞者をうねりの中に巻き込む感じはかなりドSです。
やはり、人間は信じたいものを信じたように見るし、思い込むとそうでしか思えない厄介な生き物で、疑念を持つことでなにもかも歯車が狂ってしまう。
舞台はすごく小さな集落の村という枠で描かれているけれど、繊維に少しずつ水が沁みたるように村人達がだんだんと「何か」に侵されてく様はまるで地球上の人間たち全て姿を物語っているように描かれているので人ごとではない気もしてくる。
山の上に居る謎の日本人は一体何しにこの地に訪れたのか?
彼は悪魔なのか?それとも救世主なのか?

思い込みという自分の中に生まれる悪霊は一人歩きして、個々の人間の精神世界の中で独自のストーリーが展開していく。
私たちが映像で見せられたものは彼らのフィルターを通した世界であり真実なのかもわからない。
そこら中に散らばったかけらを簡単に繋げて真実を導き出すことができない、複雑な映像展開が逆に観終わった後も、いく通りもの結論を考えさせてくれる。
昔、日曜日学校で読んでいた新約聖書も忘れてたのにまさかこの作品の中で頭に蘇ってくるとは思わなかった。
終わった瞬間は何々???パニックに陥ったけど改めてじわじわと凄みを感じる作品でした。

関係ないけど、見事にイケメンや美女をほとんど使わないで勝負するなんて、やるなーと感心。
かなり山奥の集落ということで、主人公の警察官のおっさん達のビジュアルも家族の感じも地味で、かなりリアリティを感じました。
本当にストーリーと映像、エネルギーで勝負したんだろうなと思うと感服しします。
この過剰さ。やはり過剰なものは良い悪いに関わらず面白い。

血ゲロの噴射具合いと量の多さが最高。ポンプ宇野か。
momoka

momokaの感想・評価

3.9
なるほど…!!
人の心理の核心をついた作品
韓国映画特有の重くて深い雰囲気と國村さんの演技が相まって不気味すぎた。。
あまり夜中に観るものではない
msotw

msotwの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。他の方のレビューにもあったけど韓国映画独特の湿っぽさというか土臭い感じがホラーとも違う妙な恐怖感を生んでいて心拍数上がります。映画としては長いけど中だるみせず観れ、前半から後半になるにつれ空気感が一変した気がします。なんとなくフロムダスクティルドーンを思い出しました。ラストに主人公が選択を迫られたシーンで、もしかしたらここの選択を変えていれば映画の結末すら変わったのじゃないかと思えて、これは1つのパターンを見ただけに過ぎないのかもしれない。ただ1つ気になったのが、日本人って設定要る?てとこでした。そこが少し引っかかったけど、韓国におけるイメージをそのまま使ったらこんな風になるのかもしれないなぁと。面白かったし、鑑賞後レビューや解説を見たくなりました。
冒頭から漂いまくるジメジメ感と牧歌的な村の風景と不吉な予感でこれはもう私が大好きな韓国映画だありがとう!!!って感じでテンションぶち上がる。

が、次第に微妙な方向に物語が進み、ラスト、エンドロールが流れた瞬間には完全にキョトンとしてしまった。結局誰が黒幕?誰が嘘ついてる?妄想と現実の境は?と謎だらけ。
でもよく考えてみると、先入観やジャンルに縛られ、とりあえず誰が黒幕か決めつけないと落ち着かなくて、それがこの場合映画だから良いけれど、実際の、それこそ韓国と日本の国際関係なんかで想像してみると恐ろしい。誰が悪魔か決めて、そして悪魔と決めた人を「射殺」していいんですもんね日本は。

ワケが分からない映画。狂った映画。だけどこの圧倒的な面白さプラス、ナホンジン監督すごく大切なこと教えてくれた気がしました。
JunInomoto

JunInomotoの感想・評価

4.1
訳わらなさと、韓国映画独特の良い意味でイヤーな感じが最高
最初は田舎の村で起きた猟奇事件の謎を追うミステリー作品かと思っていましたが、話が進むにつれいい意味で予想を裏切られる展開にどんどん引き込まれてしまいました!特に祈祷師登場後からの展開は白石晃士監督「コワすぎ!」シリーズファンの一人としては楽しくて最高で仕方ありませんでした!“聖書”を彷彿とさせるストーリーをこんなに汚くおぞましく力強く描けるなんて、と韓国映画の実力の高さを改めて感じさせられました。
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