わたがし

ラフ・ナイト 史上最悪! ?の独身さよならパーティーのわたがしのレビュー・感想・評価

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 こういうアメリカ映画だけを延々観続けていたいよなあ。テカテカの極彩色のライトのクラブでバンバン踊って、コカイン吸いまくって酒飲みまくるのは楽しいけど、その先には絶対に後悔がある。その一瞬は派手にクールにアガりまくれるけれど、その無神経さが故に過ちを犯してしまう。それがアメリカという国の歴史。
 その引き笑い感は常に観る側の倫理観を揺さぶるし、どこまで笑って(笑う権利があって)どこから笑ってはいけない(笑う権利がない)のかということを考えさせられる。どんな人間も心の内に小さなアメリカを飼っている。
 スカーレット・ヨハンソンのコメディ芝居は全然悪くないけど、このタイミングで披露するほどハマり役でもないし、だから何だっていう感じはするけどいい人なんだろうなとは少し思った。スカヨハ自身のそういうパブリックイメージ打破作戦を劇中の選挙活動と重ねてたりするのかなあ
 ケイト・マッキノンは相変わらず顔面を眺めてるだけで幸せになれるし、ジリアン・ベルは体系、役柄、完全に女版ジョナ・ヒル以外の何者でもなかった。
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