ペジオ

ラフ・ナイト 史上最悪! ?の独身さよならパーティーのペジオのレビュー・感想・評価

4.1
ちょうど良い下衆

製作側も散々言ってる様だが、「女だって下ネタ友情コメディやりたい!」という潮流の映画
この手の系譜の最高峰は「ブライズメイズ」なのだろうが、正直コッチの方が楽しめたのは「下品さ」が控え目だったからかもしれない
男性側からすればファンタジーにしておきたい部分を「これが現実だよバーカ」と突き付けられるのは痛快でもあるが、やっぱり不快でもある
突き抜け度や時代性など「ブライズメイズ」の方が作品としての出来は良いのかもしれないが、やっぱり見たくないものは見たくない(僕も良いオトナですからいつまでも「ウンコ」や「ゲロ」で喜びませんよ。多分。)
言うても僕も保守的なんだなーと思い知った

でも単純に結構面白い映画だと思う
元々チョー仲が良いっていう前提があるので、女友達同士のドロドロした部分もサラッとしてたし、LGBTの描き方も気が利いてた
キャラクターも個性的で集合シーンでの描き分けや回し方も切れ味があるし、各々しっかり見せ場も用意されてる
意外と(と言ったら失礼か)脚本が良いのだろう

あからさまなコメディ女優じゃない美人女優さんがこんな映画でバカをやる事には意味も価値もある(ゾーイ・クラヴィッツもね)
賞レースに絡むような作品や金のかかった超大作に出るようなポジションに上り詰めたからこそ、やりたくてしょうがなかった仕事なんじゃないかな、想像だけど
脱毛シートの使い方や泣きそうな顔で友達を銃から守るシーンとかしっかりコメディエンヌでしたよ
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