きよみず

アリー/ スター誕生のきよみずのレビュー・感想・評価

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)
2.5
#2018-80 IMAX
期待しすぎてしまったのもあり、デンゼルワシントンのフライトを見終わった感覚に近い。IMAXと駐車料金合わせて4000円超の満足度は得られなかった。

ハングオーバーだけでは物足りずお酒に飲まれてしまうブラッドリーには掛ける言葉も見つからないし、

今年はグレイテストショーマン、ボヘミアンラプソディーと楽曲が上手く取り込まれた作品が多く、どうしても見比べてしまう。
楽曲とシーンの結びつきが弱くその必然性を感じないし、後からアルバム聴き直してもこの曲どのシーンだったのか、そもそも流れてたのかが、多く非常に勿体ない。
別に結びついている必要はないけど、ただ単に今年はその面が豊作すぎたので個人的に物足りない。

ブラッドリークーパーの初監督作品ということだけど、2人きりの会話の細か過ぎるカメラ割りは忙しなくて腹が立ったし、この内容なら尺を2時間までシェイプアップできるだろうと思ってしまう。さらにいちいち古風で古臭いプロットが引っかかる。

ただ、地下から車で坂を登り、飛行機で会場へ向かい、更に最後は階段を登るという、サクセスストーリーを印象付ける演出や、結婚式とラストの対照的なカット、ライブシーンをはじめ音楽媒体の細か過ぎる作り込みは好みだった。
デビッドOラッセルにイーストウッドと巨匠たちの血は確実に流れていたので、これから更にどう化けて行くのか、その面では非常に楽しみ。

あと、アレックボールドウィンの無駄遣いよ…
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