この映画を観ている最中、コメカミの奥からオアシスの“Live Forever”が何故かずっと流れてて、それが見事に集中を邪魔したのだが、なんか気になって和訳を調べたらまんま劇中のブラッドリークーパーの心の声みたいな歌詞でゾワッとした。そして変に腑に落ちた。こうゆう事もあるんだなぁ。
肝心の感想はというと、「普通にいい映画」以外の何モノでもない感じ。
「普通においしい」くらいのちょっとのムカつきも込めてだけど。
ひねくれ者やはみだし者たちをヨッコラショして元のレールに戻すような、誠に純粋でストレートで深い、とにかく王道の真摯な映画。
とにかく、すごく情熱的なベタ。
ガガ様のビチクが見えるシーンがあるんだけど、その一瞬さ具合が絶妙だった。そこも真摯。
ただ、余計なことをした映画の方が性に合ってる自分的には少し物足りなさアリー。
でもガガ超絶演技力アリー。
ガガのライブで間違って「アリー」と呼ぶ人続出の危険性アリー。
あと、ブラッドリークーパーがやってるバンドの、ブラインドフェイスみたいな音楽は好きで、二人が交わる“シャロウ”も鳥肌モノなんだけど、後半に入ってガガ様もその音楽性も変わってゆくにつれてどんどん苦手な音楽になってくのがツラかった...
『ララランド』でゴズゴズがジョンレジェンドとやってる曲みたいな、劇中では不本意な曲として扱われてるのにも関わらず、「これはこれでいい曲じゃん」ってなるぐらいのパワーが欲しかったぜ...
つーかそもそも、監督のブラッドリークーパーが、主演のブラッドリークーパーをこんなにもカッコよく撮ってるのがムカつく。しかも役名ジャクソン・“メイン”。ふざけんじゃねぇ。カッコ良すぎんだよ。ナシー。
