JunIwaoka

アリー/ スター誕生のJunIwaokaのレビュー・感想・評価

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)
3.0
原題:A Star Is Born

長い!90分くらいのつもりで観に行ったら120分以上あんのと、分かりやすい伏線に途中で飽きてしまった。それでもまぁ予告編観たときに危惧したブラッドリー・クーパーの俺様プロモーションビデオではなく、 まるでクリント・イーストウッドのような抑えたトーンで寄り添うように映す上品さがあり、ブラッドリー・クーパーがベッドから天井を見上げるシーンはまるでSilver Linings Playbookのあいつのような頼りなくて憎めない表情をしていて、まるでデヴィッド・O・ラッセルがキャラクターを作り上げているような人間味があって評価がなかなか難しい。

変わらないRockの情熱が退廃して、華々しいPopに取って代わったとして、フジロックの日高さんがポップミュージックはやらないよとかつて言っていたように、その移り変わりやすいシーンの中で早くに塵になってしまうもの。その中で後世にまて残っていくものってアリーの歌声だったり、ジャックが綴るメロディやリリックだったり、才能であり、それをもつべきものこそスターということでしょうか。井上陽水をライブで観たときに似たような高揚感を感じたけど、個人的に音楽の魅力は多様性だなって思って帰り道にタワレコに寄ってグッドラックヘイワのアルバムLM買いました。いいね、グッドラックヘイワ。
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