【音楽はオクターブの12音の繰り返しだ】
あけましておめでとうございます今年もよろしくお願い致します。
そんな2019年初の映画鑑賞はこちらのアリー スター誕生となりました。
ベタベタなタイトルは原題からベタベタでこのセンスはいかがなものかと思うんですけどね(笑)
それこそボヘミアンラプソディを劇場で見に行って予告編でアリー、つまりレディーガガの歌が流れるわけですよ。
正直予告編のカット割りの構成やらなんやらなんてどうでもいいレベルで
やっぱりレディーガガはレディーガガたる所以があるんだなって歌を聴いて思ったし
あれで見に行きたいと感じた方も多分結構いるんだと思います。
音楽やってる人間なら憧れちゃうようなアメリカンドリームなサクセスストーリーだと思ったら
サクセスストーリーでもあるんだけどラブストーリーが主軸になるんですね。
そこはちょっと肩透かしをくらった感も無くはないんですけど
でもやっぱ歌ですね。今回もボヘミアンラプソディに続きドルビーアトモスシステムでの鑑賞になったんですが
マジでライブ観てるレベルの臨場感。
日本でも映画音楽まぁまぁありますけど
ミックスが綺麗すぎてライブ感がちょっと薄く感じてしまうことが多いんですが
ちょっと本当にうるせぇってくらいのライブ感に度肝抜かれます。
ただ字幕で歌詞が出て、ストーリになぞってちゃんと翻訳してくれているので
歌詞の影響力もすごく強いですし、楽曲自体のパワーがすごいビンビンきます。
今回個人的にはサム・エリオット演じるボビーがめっちゃ胸アツでして
ジャックと彼の和解?のひとコマとかマジで泣けるんですよ。
ボビーがただ無言でバック(運転)していくっていうシーンがあるんですけどね。
目は口ほどに物を言うって言うけど、あのシーンにあの尺を使ったっていう価値は凄くわかるしただただ号泣しておりました…!
お話の流れ自体は王道なんですよ。
自己犠牲的な精神からくるあれがあれであれな映画なんですけど
やっぱり彩る音楽が素敵やし、ボビーがかっこいい。
でもいちばん気になるのはですね。
この映画脚本、監督、主演、ブラッドリー・クーパーなんですよね。
結構それなりに評価もあるし、それなりに人気なんですよね。
この興行で一体いくら彼の懐に入るのか…
おすすめ度は68点