きみちゃん

アリー/ スター誕生のきみちゃんのレビュー・感想・評価

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)
4.5
歌手としての成功を目指すアリー(レディー・ガガ)が世界的スターのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)に見出され、スターへの階段をのぼっていく。

ドラァグバーでアリーが歌う
「La Vie en rose」
運命的な出会いの瞬間!
ジャクソンが一瞬でアリーの才能に惹かれるのも納得の歌声。

ここからの展開が早いのだが、なぜかリアリティがある。

いきなりジャクソンに舞台に上げられ、戸惑いながらアリーが歌う
「Shallow」
素晴らしい歌声に鳥肌が立つ!
ここで映画館で地震発生!
観客の心と共に大地も揺れ、あまりのタイミングに驚いた!
(すぐにおさまり安心したが)

アリーとジャクソンがお互いに惹かれ合っていく。
アリーは、自分の容姿に自信が持てない。特に鼻にコンプレックスが。その鼻を愛おしそうになぞるジャクソンの仕草が素敵!
この後もアリー自身が何回も額から鼻をなぞるシーンが。とても可愛らしく好きなシーン。

成功していくアリーと、反対にスランプに陥っていくジャクソン。

耳の持病の悪化。酒とドラッグに更に溺れていく。観ていて辛い。
好転は望めないジャクソンの選んだ決断…。
悲しすぎるが、この決断しかなかったのだろう。

ラストでアリーが歌う
「I’ll Never Love Again」
二人の愛の結晶。歌詞に心が震える。

奇抜なファッションとメイクの印象しかなかったレディー・ガガが、こんなにも素敵な歌声でこんなにも素顔が美しかったことに驚いた。

レディー・ガガの美しさ、ブラッドリー・クーパーの歌声の素晴らしさを発見できた大満足の136分だった。