Masa

アリー/ スター誕生のMasaのネタバレレビュー・内容・結末

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

良い意味で期待を裏切られた。鑑賞後心に傷跡を残し、色々と考えさせられる作品。
元の三作品も観ておらず、話を全く知らなかったのでジャクソンの行く末に驚いた(というか、彼の行動を示唆する場面があるが、その展開だけは考えない様にしていた)。
個人的に好きなアーティストであるクリスコーネルやチェスターベニントンのことを考えてしまい本当にツラい。
だからこそ、どうしてもジャクソンの選択が受け入れられない。


アリーのストーリーとしては、
一度はプロデューサーによって"商業化"されるけど、最終的には底まで掘った魂の音楽を歌いスターとなる、といった感じかな?

特にアメリカでは、ポップ蔑視という批判もあるらしいけど、個人的にはそうは感じなかった。
ポップソングといっても実際は相当幅広く、セルアウトなものから音楽として本当に素晴らしいものまで沢山ある。
今作のポピュラー音楽表現を観て、一概にポップ=セルアウトと描いてる、と受け止める人は、元々そういう価値観を内面化してしまってるんじゃないかな。

Shallowをステージ上でデュエットする場面は、ドラマと音楽がマッチした名場面。そこだけでも繰り返し何度も見たい。
Masa

Masa