あきしげ

フッテージ デス・スパイラルのあきしげのレビュー・感想・評価

2.0
前作の悪いところを補完し、良いところを潰す作品。

良かった点。

・前作より工夫された恐怖演出
・前作より活躍する元副保安官
・前作より明確になるブグール

悪かった点。

・前作よりブグールがロリコンに見える
・前作より凶行を行う子供に扱いが雑に
・前作よりブグールの不気味さが減った

前作のスコット・デリクソン監督の演出が幼稚でした。
突然の大きな音で驚かせる以外の演出がなかったです。
それとイーサン・ホークの使い方が下手すぎたのです。

そのせいで本作はあまり期待していなかった。
終わってみれば前作よりはマシな恐怖演出に。
多少はグロテスクな描写も頑張っていました。

しかし、それは同時に前作の良さを打ち消している。
不気味さが一番の魅力だったのに本作は薄い状態に。
全面的にブグールと子供たちが出たのが失敗でした。

幽霊や悪魔という物質的な部分が少なかった前作。
それを本作で堂々と出してしまったせいで微妙に。
そこは曖昧な感じで出さないと前作の良さを失う。

副保安官が元副保安官になる名前の使い方は良かった。
敢えて個人名を使わない点では本作の唯一の救いです。
ここで彼に個人名を与えてしまうと一気に陳腐となる。
そこを理解していただけでもギリギリで踏み留まった。

ただ、基本的なブグールの設定が微妙すぎます。
子供に取り憑いて殺人を行う単なるロリコンというイメージ。
それを促進してしまった本作で更に微妙になる。

前作の良いところと悪いところを打ち消した作品でした。