DEVILデビル/ラマン・ラーガヴ 2.0 ~神と悪魔~の作品情報・感想・評価

「DEVILデビル/ラマン・ラーガヴ 2.0 ~神と悪魔~」に投稿された感想・評価

ヨルン

ヨルンの感想・評価

3.0
変人の役ならナワさん
というくらい、一筋縄ではない表現力を求められる作品
俳優単体でみると良い
ただ、これは個人的好みによる
実はアヌラーグ・カシャップ監督とは好みが不一致で、今作もそうだった
ゆん

ゆんの感想・評価

3.6
妄想癖があり、行き当たりばったりで殺人を繰り返す男と、薬物中毒で破滅型の刑事の出会いを描く。

インド映画は独特のポジティブさに馴染めなかったが、見識の狭さを痛感。
物語は殺人やドラッグ、セックスをメインに描いているものの、直接的な映像は全く無いのでお子さんにも安心して観せることができるかもしれない。役者の演技やストーリーが十分グロテスクなので、直接的に描いたものに比べてインパクトが薄いということもなく、気にせず楽しむ事ができる。
インド音楽独特のゆわんゆわんした感じと陰鬱な映像世界が絶妙にマッチしているし、音楽の流れるタイミングが変すぎるのが良い不快感になっている。違和感のない音楽では太刀打ちできない魅力だ。
D

Dの感想・評価

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これはもっと早く観ておけばよかった!2017年のIFFJで公開、Netflix配信を経て、2018年邦題デビルで DVDが発売される暗黒インド映画本格派ラーマン・ラーガブ2.0。60年代にインドを震撼させた実在の連続殺人犯、ラーマン・ ラーガブに由来するムンバイノワール。血の抗争等のアヌラーグ・カシヤプ監督作。
#netflix
インド製サイコスリラー!!!!!
…なのですが、実は再生後しばらくインド映画だと気がつかなかった。ルックがなんだか凄い洗練され…て、る?
そもそもジャケットに“rotten tomatoレビュー93%大絶賛”みたい事が書いてあって、それだけ見て借りちゃったものですから…。
ドラムンベースっぽい凶暴なブレイクビーツにカッチョいいカットアップ映像(主におっさんの百面相なのですけど…)が流れるオープニングにガッチリ掴まれます。エンディングも往年のアシッドトランスみたいな曲調で、きっちりオープニング曲・エンディング曲がある構成は映画としてはなんだか新鮮ですぞ!

インドの実在(したらしい)シリアルキラー、ラマン・ラーガヴに強くシンクロしてしまった男による連続殺人の成り行きを縦糸、それを追いかけるジャンキー刑事の我が物顔の狼藉を横糸に織り成される禍々しい曼荼羅の織物を広げ、縦横無尽にゴロゴロする133分。なんかチクチクする!凄い湿ってる‼︎
『奇跡の海』みたいに細かく章立てされた構成ではありますが、内容で区分しているというより、観やすくするために等分してくれているだけの様な感じもします。にも関わらず、相当に呑み込みにくい…。
“主人公”の観念が曖昧で、“Theその辺のインドのおっさん”顔の殺人鬼さんは完全無欠のサイコパス。他者からは決して理解し得ない法則性できちんと殺しまわったり逃げたり近寄ったり。一方、細身で精悍、松田優作的佇まいの刑事さんもとんでもない悪漢かつDV&ED男(白い粉末と青い錠剤を常用!)で、とてもじゃないけどどちらにも肩入れできない。いや、そもそも最初の殺人現場の描写、構成上絶対に頭に来ちゃあ駄目なヤツじゃん!そんなトリッキーな作劇のせいもあり、ぼんやり観てるとお話が何処に向かっているのか見失う事必至!初見時、多分寝落ちしたなコレとか思って最初から観直したのですが、うん、やっぱり寝てなかった…。結末は斜め上で芸術的にクロス、火花を散らして、ラマン・ラーガヴの意思は伝播・更新されていくのだ。

インド映画の全体像なんて知るすべもありませんが、今作は明らかに未知の、インド映画ニューウェーブだと感じました。演技はあくまでリアル志向。クラブのシーン以外では踊りませんよ!サイコパス演技(独り言の絶妙な分からなさ!)も凄く説得力を感じちゃいました
。撮影の技術的な事は分かりませんが、非常にモダンで格好良い!フレームの移動や長回しも効果的。モンド感とかは無いです。
劇伴は四つ打ち+生音サンプルで躍動感・疾走感あり。
ムンバイのお話なのですが、居住区の、南アのスラムの様な立地の悪さと韓国の貧民街の湿度がミックスされた様なゲットー感がかなり好みでしたね。なんか都市型のバーニングマンみたいなお祭りやってたけど、アレなんだろう?気になる…。
あと、シリアルキラー物にも関わらず、暴力描写は有っても、直接的な残酷描写は全くありません。怪我の描写すら無かった様な…。インドルールなのかな?個人的にはホッとしました。
…なんかやたら褒めちぎってしまってますが、要は凄く好みの雰囲気だったという話で、上記のディテールが全部嫌い!って人もいるとは思います。基本的には殆どの方にはオススメではありません…。でも、日頃「俺って、神の監視カメラなんじゃないかな?」とか思ってるかたは、もう速攻でご覧下さい。全てが瞬時に理解できて、今持っている全てを失える筈!
ドクロメーターは1.5💀。ネコネコメーターは1🐈。しかしインドのノラちゃん痩せ過ぎじゃないか⁇
あと、邦題!インド映画に『デビル』って事は無いでしょ…。原題は超カッコいいのに。

それにしても、rotten tomatoの高評価と、タランティーノの年間ベストテンは一筋縄ではいきませんねぇ…。
華

華の感想・評価

3.0
インドで実際に起こった ”ラマン・ラーガヴ事件”にインスパイアされた殺人犯とそれを追う刑事の話を犯人、刑事のそれぞれ視点で描いた作品。

妹家族を含め行き当たりばったりの犯行を繰り返し、あっさり自首。 
終始、のらりくらり掴み所のない犯人の言動が、とにかく不気味…

犯人に翻弄された刑事の救いのないラストも重かった…
槇村

槇村の感想・評価

3.8
驚いた。連続殺人鬼もののインド映画。
インド映画のイメージを覆す真っ暗な画面。

どんどん人が死んでゆく憂鬱この上ないストーリー展開。しかもインド映画。
編集が若干荒い気もするが、なかなか好みの出来。しかもインド映画。
反面、面白いのは、音楽だけはインドの音楽そのものでした。
laurus

laurusの感想・評価

3.5
理解できたかと言うと多分できてないけど、好きか嫌いかで言うとわたしは結構好きでした。主人公二人ともイカれてやがる……でもラマンナのキャラはなぜか嫌いになれなかった。不思議。言ってることも支離滅裂で行動も何一つ理解できないのに。
yuki8

yuki8の感想・評価

1.7
なんだろなー…借りたことを後悔した。
2018年55本目
Same

Sameの感想・評価

3.0
ラマン・ラーガヴというインド史上最悪の殺人鬼に着想を得た物語。
最初に語られるように41人を殺したラマン・ラーガヴの物語ではありません。

主人公はラマン・ラーガヴに憧れる連続殺人鬼ラマンナと、ラマンナを追うヤク中の刑事ラーガヴァン。

追うものと追われるものに分かれているストーリーではありません。ラマンナは自分の気持ちの赴くままに殺人を繰り返します。演じるナワーズッディーン・シッディーキーが素晴らしい。飄々とよく分からないことを喋り続け、時には弱々しい小市民に見え、時には狂気を見せ、とても魅力的な人物像を作り上げています。生き生き自由に生きる殺人鬼笑
個人的にはわけがわからない独自の理論で話してるくせに、話が上手なこの手の人間は大嫌いだし、全く信用出来ないのでかなり警戒して付き合うタイプですけど笑

対する警官のラーガヴァンは、イケメンで超美人の彼女もいますが、いつもキレていて性格も最悪笑、ヤク中で殺人もいとわないそれはもう悪徳警部補笑
全く正義感で行動はしていないですが、表向きは社会の一部として機能しています。

その日暮らしをしながら口八丁で渡り歩き、気分で人殺しをする自由人と、金と社会的地位を得ながら、不自由で自ら破滅に向かっているけれども社会や制度にしがみつく男が邂逅し運命が1つになっていきます。反目する存在のようですが、序盤にラマンナにはまともに生きる人への憧れと嫉妬が垣間見えたし、ラーガヴァンの悪行を目撃した時に自分の生きる役割を見つけたのでしょう。

完全には監督の意図が汲み取れなかったですが、人間は社会的な善悪とは関係なく、欲望に忠実で弱く何かに救いを求めるもので、かなり人間の醜い方向に舵は切っていましたが、2人のキャラクターを使って本音と建前というか、現代社会の生きにくさを表現したのかなと。

ヒンドゥーの叙事詩ラーマーヤナになぞらえたらしく、チャプターを分けたストーリーや、主人公ラーマから取ったとされるラマンナとラーガヴァンの名前。これはキリスト教圏の映画が聖書になぞらえたストーリー仕立てにするのと同じような感じですよね。
それを知ってラーマーヤナのあらすじを読んでみたのですが、こんな付け焼き刃ではこの映画との類似性は見いだせなかったなあ。ちゃんと読まなきゃ。

インドのリアルな生活が垣間見えたのも良かったし、使い方のタイミングは変でしたが笑、音楽も素晴らしかったです。

ここまで褒めたように書きましたが、まあまあ退屈な物語だったし、めちゃくちゃ面白い映画というわけでもなかったかなあ笑
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