mayuchi

ディストピア パンドラの少女のmayuchiのレビュー・感想・評価

3.0
【2017年189作目】

・・・6 7 8・・・38 39 40・・・
数を数える少女。
激しくドアを叩く音。
ファーストシーンがなかなか印象的な本作は、感染系ゾンビもの。

車椅子に乗せられて移動させられている子供たちは、普通の人間ではない。
銃を向けられ、車椅子に拘束されている子供たちが可哀想に思えるが、この子達に人の匂いを嗅がせると、唸り声を上げながらカチカチと歯を鳴らす。

しっかりとした説明があまりないけど、こういった場面から徐々に状況が分かってくる観せ方は良い。

しかしながら中盤からは少々中弛み傾向が強く、それを挽回できないまま終わってしまったのが残念です。

襲撃されるシーンや、ロンドンの街でのシーン等は面白く出来ていたけど、目の肥えたゾンビ映画好きの人には、どこか物足りなさを感じてしまうかもしれませんね。

私もこの数年は『ウォーキングデッド』を観ているので、少し物足りなく感じました。
まぁ内容的に同じではないので、比べるのはどうかと思いますが、食される人間の描きた方は『ウォーキングデッド』の方が格段に上です。
せっかくのゾンビ映画なので、どうしても酷い食され方を期待してしまうんですが、本作はかじられている程度なので残念。

もう少し何かあれば、良くなってた気もするだけに、惜しい作品だと思いました。
ゾンビ映画初心者の方には、観やすいのかなと思いますが。
(グロさ控えめですし 笑)

本作は劇場で観たかったのですが、見逃してしまいレンタルを待ち望んでました。
結果、劇場で観なくて良かったかもなと(^_^;)

中盤までが結構良かっただけに、とても惜しい作品でした。
どうせなら、もっと酷いエンディングの方が私は好みですね。
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