Lily

21世紀の資本のLilyのレビュー・感想・評価

21世紀の資本(2017年製作の映画)
4.3
3世紀分の格差社会の世界旅行をしてきた。文学的な名作映画やプロパガンダやドキュメンタリーを通して経済学者が案内してくれる。資本主義社会では国ではなく、多国籍企業が益々世界を乗っ取る仕組みになっていて世界の超富裕層26人、世界人口の半分の総資産と同額の富を独占している。細かいところに目を向けても、例えば、韓国映画、韓ドラをこよなく愛する私だけど、韓国人俳優の1%の150人は年収2億円を超えるが、90%は(ネンシュウが)70万円以下なのだ。1%の最高クラスと90%の最低クラスの構図は色々なところで当てはまりそう。富裕層は未来の世界の心配なんてしない故に歴史は繰り返す。武器産業発展の為に戦争も繰り返す。武器は武器でも人を使うのはもう非効率だしダサい。AI兵器、生物兵器、気象兵器、サイバー戦争に変わっているだけだ。そこには始まりも終わりもない。そして、私はいつ死んでも悔いのないように今日も、韓ドラと韓国映画の感動の涙で、灰色の世界であっても人間でよかった快感を得る。笑。
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