もやし

幼な子われらに生まれのもやしのレビュー・感想・評価

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)
5.0
やっべ泣ける。

けど序盤中盤地獄ですわ… まあその地獄あってのだけどね。


前の奥さんの子供とたまに会ったり、今の奥さんの連れ子に嫌われてたり、前の奥さんの新しい旦那さんが末期ガンになったり、今の奥さんが妊娠してたり、今の奥さんの元旦那が結構なクズだったり、仕事は辞め待ちの地獄の単純作業の倉庫番に回されたりと、ともう全部合わせるとモヤモヤ全開。
特に今の奥さんの子供に凄まじく嫌われてるのが地獄ですわな…
家庭の空気が酷いことに…

大人になるってことは色々背負うってことなんだって話はあるけど、ここまで来るともうね…

元奥さんが、色々後悔するって話をしていて。
子供を生まなきゃ良かった、あなたと結婚しなきゃ良かった。再婚しなきゃ良かった。そもそも結婚なんてしなきゃ良かった、ってね。
もう何が幸せなんだろうねえ。



今の奥さんも、今は複雑だけど、過去のプロポーズするシーンは輝いていたりして、時の経過の怖さを感じる。


色んなことが起こるんだなあと思わされる映画。

まだ恋人欲しいとか言ってる段階の自分には、この映画見て思うのは、親に感謝ってところかなあ。
色々大変だっただろうにここまで育ててもらって。
相対的に自尊心が高まった。



後半、色んな人の思いにかなり泣けます。
音楽も、「そこのみにて光輝く」とか「きみはいい子」とか手掛けた人なので、かなりドラマティックです。
とってもとっても良い映画です。



これも20年後にまた見たいと思いました。

今見てもよくわからん笑
もやし

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