シーモアさんと、大人のための人生入門の作品情報・感想・評価

シーモアさんと、大人のための人生入門2014年製作の映画)

Seymour: An Introduction

上映日:2016年10月01日

製作国:

上映時間:81分

3.8

あらすじ

アーティストとして、一人の人間として行き詰まりを感じていたイーサン・ホークは、ある夕食会で87 歳(映画製作時)のピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会う。たちまち安心感に包まれ、シーモアと彼のピアノに魅了されたイーサンは、彼のドキュメンタリー映画を撮ろうと決める。シーモアは、50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、 以後の人生を「教える」ことに捧げてきた。ピアニストとして…

アーティストとして、一人の人間として行き詰まりを感じていたイーサン・ホークは、ある夕食会で87 歳(映画製作時)のピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会う。たちまち安心感に包まれ、シーモアと彼のピアノに魅了されたイーサンは、彼のドキュメンタリー映画を撮ろうと決める。シーモアは、50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、 以後の人生を「教える」ことに捧げてきた。ピアニストとしての成功、朝鮮戦争従軍中のつらい記憶、そして、演奏会にまつわる不安や恐怖の思い出。決して平坦ではなかった人生を、シーモアは美しいピアノの調べとともに語る。彼のあたたかく繊細な言葉は、 すべてを包み込むように、私たちの心を豊かな場所へと導いてくれる。

「シーモアさんと、大人のための人生入門」に投稿された感想・評価

まぁ

まぁの感想・評価

5.0
全編を通して、心地よいピアノが流れるので、
ゆったり、ふんわり、穏やかな朝を過ごせました。

自分もピアノを習っていたので、思い入れのある曲も多数で…♪
映画ですが、コンサートに来ている…そんな感覚でした…☆

「お金と物では、人は幸せになれない…」という言葉が印象的でした…(*^^*)

人柄が表れている笑顔も、素敵でした…♪
yu

yuの感想・評価

3.9
記録
いつみ

いつみの感想・評価

4.2
イーサン・ホークの語る俳優としての自分への葛藤、映画についての話が印象的。

本当に素晴らしい作品が必ずしも多くの人々から受け入れられる訳ではなくて、そこのギャップは私も日頃よく感じる事。

世界三大映画祭で賞を獲ってるような作品で私自身も鑑賞してめちゃくちゃ感動して、本当に素晴らしいって感じる作品を友人に勧めて観てもらっても、わかってもらえないどころかめちゃくちゃつまらないって言われたり。笑

シーモアさんの語るピアニストとしての人生観も深みのある刺さるもので、ゆっくりレビュー書こうと後回しにしていたら鑑賞後時間が経ちすぎてしまいました。

また近々もう一度見直したいです。
Mariko

Marikoの感想・評価

-
冒頭、この87歳でピアノ教師(元ピアノ奏者)のシーモアさんの練習風景から始まる。
「隣の鍵盤を弾いちゃう」「こうすればいいか」「できた!」
その僅か数分でこの人に惹き込まれた、と言ってもよい。

子供の頃は、そういう練習ができなかった。
自分で工夫をする→できるようになる→嬉しい というプロセスではなく
「こういう練習をしなさい」と言われ、やってるうちに飽きる、
けど仕方ないからやる...だったのが、
「出来ないことができるようになって嬉しい」
が出てきたのはいつの頃からだったか、、、と思いをめぐらせてしまった。
今やどの楽器でも、そういう繰り返しがいちばん楽しいと言っても過言ではない。
その思いをシーモアさんが肯定してくれているようだ、とまで感じてしまった(勝手に(笑))。

が、しかし。
この素晴らしいドキュメンタリー、
たまたまピアノという楽器を媒介にしているだけであって、ピアノの話ではない。
いや、ピアノの話ではあるのだけど(笑)
ピアノどころか音楽の話ですらなく
豊かに生きていくとはどういうことか、という話なのであった。

大人のための人生入門 というタイトルが良いかどうかは置いといて(笑)
内容的にはまさにその通りなわけで。
シーモアさんが最後に呟いた一言に思わず落涙。

ただ、シーモアさんの映画を撮りたい、と思ったのは素晴らしいけれど
イーサン・ホーク本人が出る必要はあったのかな、とはちょっと思った。
あとドキュメンタリーなのでスコアなし(いつものこと)
だけれど、最高。
kana

kanaの感想・評価

3.8
シーモアさん話し方丁寧やし、褒め上手やし心地よかった🌦ピアノの音は寝心地も良かった。心に残る言葉いっぱいあったからまた観たい!
僕のようなおじいちゃんフェチのための映画。
なぜ僕らがおじいちゃんフェチであるか、おじいちゃんの何にこんなにも魅せられるのか、その「僕らが好きなおじいちゃん」が、「僕らが好きなおじいちゃん」である所以のようなものの、かなり上級のものを持ったお方でした。

これはまた疲れた時に見たいです。

イーサン・ホークサンキュー
miminaga

miminagaの感想・評価

4.0
独り言を言いながら作曲するシーモアさんがとてもかわいらしい。音楽も口調も言葉の選び方も、全てが優しく、包まれている気分。

一度通して見た後、一時停止しながら、響いた言葉を書き留めた。「人格を作る源は、その人の才能の中にある」この言葉が一番好き。そう考えると、嫌な人は才能のない人なんだと思って諦められるし、自分は才能の為にも、いい人格でありたいと思える。

シーモアさんが指導するとピアノの音色が優しく深くなる。とても不思議ですごい素敵。
イーサン=ホークが「オレ最近まじこのセンセーにハマってて!ちっと観て下さいよォ!(脚色)」と前のめりで紹介するのは、当時87歳のピアノ教師シーモア=バーンスタインさん。

「とても良くなったね。私より巧く弾くのは許しがたいよ(^^)」

私はピアノ弾けないけど、観て良かった。
知らない人のドキュメンタリーって大抵ハマらないんだけど、本作は特別、馴染んだ。

自分勝手で我儘な音楽家が見放されるようになった今、注目されるべきアーティスト像の一例。
音符ひとつずつ、丁寧に大切にキャラクタを付けて奏でてゆく姿勢が、名匠と呼ばれる映画監督たちに重なる。

「私はピアノを弾くとき、楽器の鳴り響きに耳をそば立てます。この感覚を会話に応用すると、ほんとうに相手が言いたいことは何か?探る姿勢を養えるのです」
映画観るのとおんなじだと思った。監督と疑似会話しながら、自分との落としどころ、ハマりどころを探るのが楽しいから。
 
「私はレッスンで、音楽ばかり重視しません。生徒をはげまし、彼らが自分の感情を引き出せるよう助けます。人生のあらゆる場面で必要だからです。」
感情的にさせる、ということではない。
感情で武装する"中の人"の気持ちを引き出し、見つめるということ。
多くの他人と接する上で、必要なセンス。
ベートーヴェンは自らの繊細さを隠すために力強い曲を書いた、と推理するシーモアさんに唸った。

「素顔の自分と演奏する自分とが一体化すると、一気に高みに到達する」
書いてる文章と自分の本心とが一致すると、晴れやかな気持ちになる。
取り繕ったり背伸びした言葉は、胃を悪くするだけだ。
過激な乱文で憂さ晴らしをするのとも違う。なんか、ガンバっちゃってる装飾だから。
自分のバランスを思い出すために、アウトプットが必要なんだ。ことばでも音でも。
私はまだ未熟なので、うっかり他人を傷つけてしまうけどな。
 
シーモアさんや生徒さんたちの発言がちりばめられ、観る時々でどれを拾えるか違うので楽しい。
初見時にガンガン響いた台詞を見失う時もあるw。
その時必要な言葉は、自然に耳に入ってくるからそれで良い。
聞く気の無いお説教が、何も残らないのと同じ。
 
収録された音もとても良い。
「音量が増幅する不思議なピアノ」の音とか、よく拾えたなぁ。
ありがとう!あそこ、とっても驚いた。

手と手をあわせる。いちばん簡単に、自分の内に平穏を見出す方法。
難しいのは楽器演奏。だから練習が必要。

しかし、何十年もソファベッドで寝ててよく身体痛くならないですね。
シーモアさん93歳、ご自愛くださいませ。
 
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音楽之友社『心で弾くピアノ―音楽による自己発見』
絶版なのが悔やまれるけどめっちゃ楽しい本。
「コンサート終演後、お客さんが演奏と関係ない話をしていても落ち込まないように」とか、とってもユーモラスで素敵なアドバイスを得られる。
「救いは我々の中にある」
あや

あやの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

夢にも思っていなかった
この二つの手で
青空さえ つかめるとは
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