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鷲は舞いおりたのtjZeroのレビュー・感想・評価

鷲は舞いおりた(1976年製作の映画)
4.1
ジャック・ヒギンズ原作の軍事冒険小説の映画化。
チャーチル英首相を誘拐しようとする、ドイツ軍の驚天動地の作戦を描く。
肝心の作戦が始まるまでが結構長いんだけど、粛々と進行する陰謀や準備をじっくりと描いていてまったく退屈しない。
最近の映画は、こうした地味に押し通すべき場面でも我慢できずに(=もたせる自信が無くて)、ムダにCGを使って雑に盛り上げちゃったりしちゃうケースが多い。
その点、本作の場合、『OK牧場の決斗』や『荒野の七人』とか『大脱走』などの名匠、ジョン・スタージェス監督のガッチリとした演出により、緩急や起承転結のバランスがお見事。マイケル・ケイン、ドナルド・サザーランド、ロバート・デュヴァル、ドナルド・プレザンス…というシブいキャストによるアンサンブルも見応えあり。
作る方も観る方もオトナだった時代の、冒険娯楽戦争活劇。

《追記》あとやっぱり、ラロ・シフリンによる音楽がすばらしい。アクション映画にはシフリン、SFにはジェリー・ゴールドスミスってのは鉄板の組み合わせだなあ。