のりまき

鷲は舞いおりたののりまきのレビュー・感想・評価

鷲は舞いおりた(1976年製作の映画)
-
スタージェスの侠気もの。原作はこれを以てしてナチス=悪とは言いきれないことを呈示したヒギンスの作品。さすがイギリス人。
シュタイナーが英国大学を卒業していることや反ナチスであったことははしょられていて娯楽大作に徹している。マイケル・ケインのストイックさはひたすらかっこよく、反英のアイリッシュのくせにうっかり恋しちゃうサザーランドがナイスキャラ。デュバルの硬さが効果的。部下を遠ざけるシーンは鉄板とはいえ胸がつまる。敵を貶めることは自己の正当性の証しとはならない。サザーランドが動物にモテすぎたためラストが変わったというおまけ付き。
のりまき

のりまき