Bob

ワンダー 君は太陽のBobのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
3.9
久々にすごい僕好みのいいやつ来た。
話はあれです。ロビンウィリアムズのジャックとほぼ同じです。
1つ間違えれば感動ポルノと罵られがちな身体障害者というテーマを、文字通り多面的な捉え方で描くことで主人公オギーのみならず他の人達にも感情移入させてくれる群像劇的な構成がすごく良かったです。
そして最後はそれぞれの物語が映画の中でちゃんと完結した事を時にさりげなく伝えるという、観客含め誰も置いてけぼりにしない素敵な演出にくー!ってなりました。
考えさせられるテーマの割には、多少の御都合主義というか、うまく行き過ぎ感はあります。王道というか。
でもこれ多分あえてですよね。
主人公オーガストと同年代の子供達にこそ観て欲しい作品ですし、まずはその年代の子たちに最後まで鑑賞してもらえるよう、あえて難しくて重い話にはしなかったんじゃないかなって思います。
字幕で見ましたが、聴き取れる単語も普通にあったのでやっぱり子供向けなのかなって。小学校が舞台なのもあると思いますが。
勿論子供の問題に以前よりも介入するようになった親御さん世代にも是非観て欲しいなと思います。(僕も観てすぐ両親に勧めました)
演技とか今更言わなくても良いですよね。皆安定です。
気になったところが1ミクロンも無いと言えば嘘になりますが、それでも観終わった後の満足感はだいぶ高めでした!好き!

迷ってる方!
ノれなかったとか
思ったほどじゃなかったとか
何の参考にもならないレビューもどきなんか読まずに(出来たら予告も観ずに)是非劇場へ!
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