ヒラッツカリー

ワンダー 君は太陽のヒラッツカリーのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.5
寝る前に寝床あたりをいつも掃除して綺麗にして寝るようにしている。
某ホームファニシングスで購入した夏用カバーに抜け毛が目立っていた。
まあまあの量のだが、僕は毛根が強く"薄くなる事はまだ先の話"と専門家に言われた事と、髪の毛は毎日何百と自然と抜けることを知っていたのでなんの気もなしにガムテを小さく切って掃除した。
この世の中はそれはそれはピンからキリまで、というか貧富の差と言うものがある。
こういう掃除をしている時こそ、そんな富の違い関係なく、ああもうそんな抜けてしまうのか、とか思って掃除とかするんだろうか考えたり。
暮らす環境は違えど同じ人間なので、考えることや思うことは多少育ちは否めないが大して変わらなかったりする。

このお話には、生まれつき病弱の所為か手術で顔に影響が出てしまい初対面だとビックリするような容姿の男の子が、8歳で始めて学校に通い出すことからスタートされる。自分の容姿は自分が一番わかっている。だからこそ避けたい事であったが、何となく知っていた"友達"というものや、同世代の感情や話題に興味が出るのは当たり前。だけど邪魔をする容姿。それに伴う心。イジメがあったり、勘違いがあったりでも。彼はだんだんとクラスメイトに打ち解けていく。その一喜一憂に涙がポロポロと出て来る。
これはもう予想していた通りだったが、それよりも彼の周りの環境にもしっかりと焦点を当てるところ。優しく強い母、愛を欲しいと心で叫ぶ姉。その姉の親友。兄妹同然で育った愛犬。そこからまた見えてくる「オギー」の勇気と朗らかさ、愛情、愛くるしさ。彼の親友になる男の子。どんどんオギーの優しさ、楽しさに魅了されていく。もちろん視聴側も。
学生の時でも、その前でも。
イジメなんて受けたり、それを見ていたり、もしかしたらイジメていた方かもしれない。どんな世代でも関係があるだろう。
オギーがどのように我慢して、家で叫び、学校で堪え、それに手を差し伸べられ、強くなっていくことか。それをしっかりと見る事ができる。これはどの世代にも関係してくる。
もし。僕に子供が生まれたら。思春期前でも是非一緒に見たいと強く思った。

物語のほとんど6割が涙を流していた。
心が晴れやかに、明るくなる素晴らしい作品である!!
もうほら見なさい!
見るべきよ!!
この時代だからこそ!!!
政治のトップがなすり付け合いしたり。
子供の虐待が毎日の様に取り上げられたり。愛がない!なんかもう、愛が足りないのよ!
だからほら、見てみて!
素敵映画だから!!!!

あーあ。まじめにレビューしてたのに最後崩れちゃったよ。
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