すごく良い映画。優しい映画。冒頭のオギーの自分語りで、「オチがすごく面白いんだ」というところからオギーの抱えてきたものとかが分かった気がして胸が締め付けられた。
出てくるキャラがみんな良い！特にお姉ちゃんとか。こういう映画なら親目線になりそうだけど、親目線での主観はなくして、あくまで子供目線に徹してるから爽やかな印象があるのだと思う。
監督の前作でも思ったけど、先生の描き方が良いですね。少しの描写ですごいキャラが立ってる。担任の先生は見守ってくれてるすごく良い先生なのに、主人公と決定的には関わり合わないっていうのは何かパーソナルな作家性なのかな〜？（ウォールフラワーもそうだった）
オギーに初めて受け入れてくれた友達が出来たと悟った時のジュリアロバーツの演技がうますぎて泣きそうになりました。
他にもオギーが初めての登校で、一回行くけど戻って抱きつくところなど台詞で説明しない繊細な演出がうまいなぁと思いました。
2/3ぐらいはすごく小学校の頃やティーンの頃やオギーを見守る気持ちなど色んな面で胸が締め付けられたが、クライマックスが分かりづらく惜しいなぁという感じでした。
突き抜けた感がないというか。最後もスターウォーズオマージュなら分かるけど、なんでオギーが表彰されたのかよくわからないし（まぁよかったねぇと感動しましたけど笑）
まぁでもただの良い映画で終わらないその先までいった万人におすすめできる映画でした。
